経済学部で公認会計士になることはできる?
他学部に比べて不利だったりするの?
公認会計士は医師・弁護士と並ぶ三大国家資格です。
大学生の中には将来のキャリアの1つとして公認会計士を検討している人もいるでしょう。
公認会計士は難易度が高いですが、試験合格すると就職で非常に有利になります。
しかし、経済学部で公認会計士資格を目指すことはできるのかと疑問を抱く人もいるはずです。
私は年間300人以上の学生に簿記を教える大学教員です。
この記事では、経済学部の大学生でも公認会計士試験に合格できるのかを解説します。
記事の執筆者
・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。
・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。
公認会計士合格者の2人に1人がCPA会計学院出身です。
2023年の合格者数786人、合格者占有率は50.9%と脅威の合格実績を誇るCPA会計学院。
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CPA会計学院について詳しく知りたい人は以下の記事を参照にして下さい。
また、CPA会計学院を含むおすすめの公認会計士資格スクールは以下の記事で紹介していますので、併せてご覧下さい。
経済学部の特徴とは?
経済学部では、主に家計から企業、国、世界などを対象にして人やモノ、お金の動きを理論やデータなどを使用して分析する学問を学びます。
経済学部の特徴は次の通りです。
経済学部で学ぶ学問は主に3つ
経済学部で学ぶ学問は大きく以下の3つがあります。
- 理論経済学
- 応用経済学
- 経済思想と経済史
理論経済学は消費者や企業などを対象にして、市場の動きや社会全体の動きなどを分析し、インフレや為替レートの仕組みなどを学習します。
応用経済学では、実際の経済に適用させてより幅広い視野で研究を行い、データを用いた実証分析などを用いて現実の経済と理論の整合性などを分析します。
経済思想と経済史では、経済学史や経済思想などについて学習するのがポイントです。
それぞれの学問には公認会計士の試験範囲と関連する内容も含まれています。
そのため、公認会計士を目指す上で役立つことも多いでしょう。
経済学部は経済学科、国際経済、現代ビジネス、環境経済などいろいろな学科に分かれているため、学科によっては大学で学ぶ内容が異なる点も把握しておきましょう。
経済学部で目指す資格や免許
経済学部では社会や経済の学習はもちろん、実は会計についても学習する機会もあります。
経済学部で設置されている履修科目に会計がある学部がかなり多いです。
そのため、在学中に簿記資格の取得を目指す学生も多いです。
他にもファイナンシャル・プランナー技能試験や銀行業務検定、そして公認会計士試験の受験を考える人もいます。
経済学部は就職先として、公務員や公認会計士、税理士、中小企業診断士なども候補になるため、公認会計士の試験合格を目指す学生は一定数いるでしょう。
経済学部で学ぶ学習内容が公認会計士の受験科目と関連している部分もあるため、受験を目指すのはおすすめです。
経済学部の方は公認会計士を目指すのはおすすめ
公認会計士試験には受験資格はなく、誰でも受験することができる国家試験です。
経済学部では公認会計士の試験科目に関連する科目を学べるため、公認会計士試験合格を目指すのに良い環境です。
実際に、公認会計士試験合格者は経済学部、商・経営学部、会計業務に関わる出身者が多いとされています。
しかし、公認会計士は会計学を中心として、会社法や租税法など幅広く出題されるため、必ずしも経済学部に所属していることが有利なわけではありません。
ただし、公認会計士試験の選択科目として経済学が選択できるため、経済学部は他学部と比較すると有利であるとはいえるでしょう。
また、経済学部は会計に関する授業も大学で習う機会があるので、学習は多少有利になるケースもあります。
しかし、最終的には自分の努力や学習方法がポイントになるため、その点を押さえておくようにしましょう。
経済学部で公認会計士に合格するためのポイント
公認会計士試験に合格するためには、学習ポイントを押さえておくことが重要です。
どのように公認会計士の試験対策を進めていくことができるのか内容を紹介しましょう。
学習スケジュールを立てて学習していく
公認会計士の試験に合格するためには、勉強スケジュールをしっかり立てておくことが重要です。
公認会計士は出題範囲が広く、合格するためには3,000〜4,000時間必要とされています。
そのため、毎日定期的に学習していないと科目を把握できず合格するのは厳しくなるため、どのように学習するのかがポイントです。
試験合格に向けて2年計画で試験合格を目指すのが基本になるため、毎日4〜6時間ほどの学習がベースとなります。
公認会計士試験は短答式試験(5月と12月に実施)と論文式試験(8月に実施)の2つの試験に合格する必要があります。
論文式試験は短答式試験の合格者のみが受験できます。
優先すべき科目は短答式試験で出題される財務会計論、管理会計論、監査論、企業法です。
短答式試験に合格しないと論文式試験は受験できません。
更に4科目とも出題範囲が広いので、かなりの学習が必要です。
経済学部に所属しているなら、多少学習する機会もありますが、やはり自習して試験対策する必要があります。
大学生の公認会計士試験の学習スケジュールについては以下の記事で詳しく解説しています。
ストレスを溜めないように学習する
公認会計士の試験対策をするときに、ストレスを溜めないようにするのは重要です。
公認会計士の試験は長期的な計画により、学習していく必要があります。
しかし、上記でも紹介しましたが、公認会計士は毎日4〜6時間学習しなくてはならず、2年も続けるとなるとストレスが溜まる学生もいるはずです。
特に、大学生では勉強以外にもサークルの活動や校外活動、アルバイトなどいろいろなことがあります。
そのため、自分がやりたいこともやりながら公認会計士の試験学習を行うようにするのも1つの方法です。
例えば、サークル活動もしながら公認会計士の試験合格を目指すなら2年ではなく3年計画にすることもできます。
公認会計士の短答試験は合格すれば2年は免除されるため、論文試験に関しては余裕を持って学習することもできるでしょう。
心身共にストレスを溜めないように、自分なりの学習方法を確立するようにしてください。
大学のサポートも効果的に利用する
公認会計士の試験合格を目指すときに、大学のサポートも利用できます。
例えば、慶應義塾大学であれば資格スクールと連携して公認会計士の試験対策のために、過去問題の提供や傾向を指導してくれるなど、サポートしてくれます。
また、会計研究室が設けられている場合は学習指導をしてくれる環境が整備されているため、バックアップを期待できるでしょう。
もちろん、大学によってサポートはそれぞれ異なり、中には主な体制を整えていないケースもあるため、必ず指導を期待できるわけではありません。
ただ、大学によっては多少でもサポートがあると学習効率を向上させられるため、一度内容を確認してみるのも良いでしょう。
資格専門のスクールに通う
公認会計士の試験合格を目指すのであれば、資格専門のスクールに通うのが必須です。
公認会計士は独学で進めていくことも不可能ではありませんが、合格者は雀の涙の程度しかいません。
そのため、事実上、資格専門スクールに通うのが必須条件となっています。
例えば、スクールの場合は専任講師が在籍しているので、学習カリキュラムを組んで指導してくれます。
財務会計論などで分からない部分が生じたときは、どう解答すべきなのか教えてもくれるため、自分で悩む時間を削減でき、専門スクールに通うことができます。
また、専門スクールによってはオンラインによるサポートも提供されているため、自宅にいながら過去問題を解いたり、動画による自習を進めたりすることも可能です。
費用じゃかかりますが、資格専門スクールに通って学習することも念頭に置いておきましょう。
経済学部の方は公認会計士を受験してみるのもおすすめ
経済学部の講義では、公認会計士試験に関連する内容を学ぶ機会もあります。
実際に、公認会計士になった経済学部出身者は多いです。
公認会計士試験の難易度は高いですが、試験に合格すれば監査法人への就職を中心としてキャリアの選択の幅が大きく広がります。
また、一般のサラリーマンに比べると高収入です。
興味を持った人はぜひ学習計画を立てて、合格を目指してください!
公認会計士合格者の2人に1人がCPA会計学院出身です。
2023年の合格者数786人、合格者占有率は50.9%と脅威の合格実績を誇るCPA会計学院。
なんと、公認会計士講座入門テキスト・問題集と講義動画を無料で配布しています。
公認会計士講座の入門無料フルカラーテキスト(全395ページ)、問題集(全326ページ)、解説動画(全6回)が資料請求ですぐに受けられるのはCPA会計学院だけ!
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CPA会計学院について詳しく知りたい人は以下の記事を参照にして下さい。
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