公認会計士試験ってかなり難しいって聞くけど、偏差値的にどれくらいの難易度なの?
詳しく知りたい!
公認会計士試験は難易度の高い試験です。
公認会計士試験に合格できれば仕事の選択も広がり、年収も高くなる可能性が高いので非常に魅力的です。
ただ、公認会計士は合格率も低く10%未満と難関です。
実際にどれくらい難しいのか、資格偏差値はどれくらいなのかと疑問を感じる人もいるでしょう。
私は年間300人以上の学生に簿記を教えている大学教員です。
この記事では公認会計士試験の資格偏差値と難易度について徹底解説します!
記事の執筆者
・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。
・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。
公認会計士合格者の2人に1人がCPA会計学院出身です。
2023年の合格者数786人、合格者占有率は50.9%と脅威の合格実績を誇るCPA会計学院。
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また、CPA会計学院を含むおすすめの公認会計士資格スクールは以下の記事で紹介していますので、併せてご覧下さい。
公認会計士の難易度はどのくらい高いか
公認会計士の難易度は、どれほど高いのか把握しておくのは重要です。
公認会計士は日本三大国家資格の1つであり、医師や弁護士と並んでいます。
この3つの資格は試験に合格した後も実務研修や確認試験があり、公認会計士の場合も2年間の実務経験と3年間の補習所通学、そして修了考査合格を経る必要があります。
そのため、どれほどの難易度となるのかポイントを押さえておくと、自分にとってどう対策できるのか計画できるので、内容を紹介しましょう。
公認会計士の偏差値
資格の難易度で、考慮すべきなのは偏差値です。
資格はそれぞれに偏差値が設定されており、レベルや受験資格、出題範囲の広さなどを指標として決定されます。
資格の偏差値で公認会計士は74です。
代表的な資格との比較は以下の通りです。
・弁護士 75
・医師 74
・公認会計士 74
・司法書士 74
・税理士 72
・不動産鑑定士68
・総合無線通信士1級 66
公認会計士の偏差値は74という数値であるため、弁護士や医師に次ぐほど高いです。
偏差値が高いなら、当然合格率も低いので、試験を通過するだけでも苦労することが分かるでしょう。
公認会計士の合格率も低い
試験を受けるときは、合格率も気になるはずです。
合格率が高いなら試験を通過できる可能性も高くなるため、自信が出る方もいるはずですが、低いなら綿密に対策を練らなくてはいけません。
公認会計士の試験合格率は年度によって変わりますが、2019年は10.7%、2020年は10.1%、2021年は9.6%となっているため、公認会計士の合格率は平均して約10%程度です。
ちなみに、他の資格の合格率は以下のような確率となっています。(2021年度)
・司法試験41.5%
・税理士試験18.8%
・日商簿記検定1級10%
・司法書士5.1%
司法書士の合格率は5%となっており、公認会計士よりも合格率が低い数値です。
しかし、資格難易度が高い司法試験は合格率が41%になっているため、合格率の低さと難易度が関連しているわけでもありません。
もちろん合格率が低いというのは、かなり多くの時間を学習しなくてはいけないので、簡単なことではありません。公認会計士も多くの人が試験を通過できているわけではないので、その点を明記しておきましょう。
公認会計士の難易度が高いとされる理由
公認会計士は難易度が高く、合格率も低い試験になるため、試験を通過するだけでもハードルが高いです。
ただ、なぜ難易度が高いのか理由を把握しておくのも重要になります。
公認会計士は以下のような理由で偏差値が高く、合格が難しいとされています。
- 全科目を一度に合格しなくてはならず範囲も広い
- 一次試験と二次試験の形式が異なる
- 学習時間がかなり必要
全科目を一度に合格しなくてはならず範囲も広い
公認会計士試験の難易度が高いのは、短答式試験で基本的に全科目を合格しなくてはいけないからです。
公認会計士の短答試験は企業法や管理会計論、監査論、財務会計論になり、それぞれの科目をしっかり学習しなくてはいけません。
ただ、どれも内容を把握するのには時間がかかるため、学習を進めていくのも難しいです。
しかし、短答式試験は年に2回開催され、一度合格すれば2年間は受験が免除されるというメリットもあります。
そして、短答試験を全て合格すると論文試験に挑戦しますが、こちらの範囲は財務会計論、管理会計論、監査論、企業法、租税法、そして選択科目で経済学、経営学、民法、統計学から1つです。
科目数は6科目にもなり範囲が非常に広いです。
つまり、短答式試験に合格したとしても次に論文試験もあり、直ぐに対策を立てなくてはいけないので、学習範囲がとても広いと言えます。
また論文試験は担当試験と違い、1年に1回のみです。全科目の合格を目指すとなると1年では厳しいケースもあるため、難易度が高いと言えるでしょう。
一次試験と二次試験の形式が異なる
公認会計士の難易度が高いのは、一次試験(短答式試験)と二次試験(論文式試験)の形式が異なることも関係しています。
一次試験は短答式試験が行われており、マークシートによる選択方式になっています。
基本的な知識を習得しているのかを見られ、科目の中で広い範囲から出題されるため、しっかり知識を蓄えておくべきです。
合格の基準点は総得点の70%になりますが、40%未満の科目が1科目でもあると不合格になることがあるので、どれも半分以上の得点を得られるように学習をする必要があります。
そして、論文式試験は公認会計士に必要な知識や応用力を身に付けているかを問われ、筆記試験がメインとなります。
基準点は52%になっていますが、40%未満の科目がある場合は不合格になるため、半分以上の点数を取れるように、全ての科目を把握しておかなくてはいけません。
このように短答式試験と論文試験では答え方の形式に違いがあります。
また、短答式試験では基礎的な知識を得ているかがポイントですが、論文式では応用力や思考力を問われる問題になるため、内容も異なります。
そのため、学習のやり方も工夫が必要であり、綿密な対策を立てる必要があるでしょう。
学習時間がかなり必要
公認会計士の試験の難易度が高いのは、多くの学習時間が必要になる点です。
公認会計士は上記でも紹介した通り、科目も多く出題範囲も広いので膨大な勉強時間が必要になります。
個人ごとに異なりますが、一般合格者の勉強時間は3,500〜4,000時間ほどと言われており、短く行っても2,500時間は学習する必要があるほどです。
そのため、試験に合格するためには、効率的な学習スケジュールを立てていく必要があります。
例えば、大学生の方は講義やテストなどを受ける必要もあるため、その時間とな別に公認会計士の学習時間を取り分ける必要があります。
1年で合格しようと思えば、毎日平均10時間ほどの学習が必要になりますが現実的ではないため、2年での学習計画を立てて1日4〜6時間、公認会計士の勉強を取することが可能です。
ただ、2年計画でも毎日4〜6時間も勉強するのは継続するのが難しいです。
大学生の場合は講義など以外にアルバイトやサークル活動など、いろいろな授業もあるため、学習時間を確保するのもバランスが必要になります。
ちなみに他の資格試験でも例えば、税理士や司法書士も勉強時間は3,000時間、日商簿記検定1級は500〜1,000時間必要と言われています。
難易度の高い資格は勉強時間も膨大になるという点を把握しておきましょう。
公認会計士の難易度は高いので対策が必要
公認会計士は偏差値も高くて合格率は低く、勉強時間も膨大であるため、対策を立てる必要があります。
独学だけでは厳しい部分もあるため、おすすめは専門スクールに通いながら勉強することです。
講師と共に資格試験対策を行えるので、独学よりも効率的に学習できます。ぜひ、受験を考慮しているなら、検討してみてください。
公認会計士合格者の2人に1人がCPA会計学院出身です。
2023年の合格者数786人、合格者占有率は50.9%と脅威の合格実績を誇るCPA会計学院。
なんと、公認会計士講座入門テキスト・問題集と講義動画を無料で配布しています。
公認会計士講座の入門無料フルカラーテキスト(全395ページ)、問題集(全326ページ)、解説動画(全12回)が資料請求ですぐに受けられるのはCPA会計学院だけ!
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