簿記3級の試験時間が足りない原因と対策|解く順番と時間配分を解説

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簿記3級

簿記3級の模擬試験や本試験を受けたけど、時間内に全部解き終わらなかった!

簿記3級の時間配分を知りたい!

こういった思いを持たれる方も少なくないのではないでしょうか。

皆さんもご存じの通り、日商簿記3級は、試験時間が60分で、大問が3問出題され、100点満点中70点以上で合格となる試験です。

60分という試験時間に対して問題数が比較的多いので、時間内に全て解き終えることができず不合格になってしまうことも少なくありません。

私は大学で簿記を教えている大学教員です。

年間300人の生徒に教えており、多数の合格者を輩出しています。

学生を見ていると、「知識はあるのに時間切れで落ちる」というパターンが一定数います。

これはとてももったいない。

この記事では、日商簿記3級に確実に合格するために、各大問の時間配分と、解く順番について詳しく解説していきます!

記事の執筆者

会計ラボ
会計ラボ

・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。

・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。

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簿記3級の試験時間が足りなくなる3つの原因

時間が足りない問題を解決するには、まず原因を把握することが大切です。私が学生を指導してきた経験から、時間切れになるパターンは大きく3つあります。

原因① 仕訳の知識が不十分で問題文の読み解きに時間がかかる

仕訳の知識が曖昧だと、問題文を読んでも「これはどの処理だっけ?」と考え込む時間が発生します。1問で2〜3分悩んでしまうと、第1問だけで30分以上かかることもあります。

仕訳は繰り返しの練習で「反射的に出てくる」レベルまで仕上げることが必要です。
▶ 簿記3級の仕訳の覚え方はこちら

原因② 問題を上から順番に解いている

第1問→第2問→第3問の順番で解くと、第2問(難しいのに配点が低い)に時間を使いすぎて、第3問(配点35点)が解ける時間が残らないというパターンに陥ります。これが最も典型的な時間切れの原因です。

原因③ 難しい問題に粘りすぎる

解けない問題に5分・10分と粘っても正解率は大きく変わりません。「わからない問題は飛ばして次へ」という判断ができていないと、時間がどんどん消費されます。

解決策はシンプルです
①仕訳を反射的に解けるまで練習する ②解く順番を変える(第1問→第3問→第2問) ③難問は飛ばす勇気を持つ この3つを実践するだけで、時間配分は劇的に改善します。

日商簿記検定3級の問題構成

日商簿記検定3級の問題構成は全部で第3問にわかれています。

  • 第1問 仕訳問題(45点)15問×3点
  • 第2問 補助簿、勘定記入、伝票など(20点)
  • 第3問 決算問題(35点)

簿記3級は基本問題さえ解ければ合格できるようになっています

試験時間は60分で合格基準ラインは70点です。

大問配点目標点数出題内容
第1問45点38点(90%)仕訳
第2問20点14点(70%)勘定記入 補助簿 適語補充
第3問35点25点(70%)決算

上記の表のように、目標点数としては約70%から90%を目途に問題に答えられるようにしておくことでほぼ間違いなく合格することが出来ます。

簿記3級は「第1問→第3問→第2問」の順番で解く

結論から言うと、大問は「第1問→第3問→第2問」の順番で解いた方が良いです。

簿記3級の問題構成と配点

第1問:仕訳問題15問(45点)

第2問:帳簿・勘定記入・伝票問題(20点)

第3問:決算問題(35点)

なぜこの順番なのか

第1問(仕訳)を最初に解く理由

第1問は仕訳問題15問で構成されており、3つの大問の中で最も難易度が低いです。

さらに配点が45点と最も高い。試験が始まって頭が一番クリアな状態のうちに、確実に得点できる問題を先に片付けます。

第3問(決算)を第2問より先に解く理由

第3問は配点35点と高く、出題パターンが問題集や模擬試験とほぼ変わりません。

対策が取りやすい問題です。一方、第2問は配点が20点と低いうえに難しいケースが多い。

もし上から順番に解いて第2問に時間をかけすぎると、第3問(35点分)を解く時間が足りなくなります。これが典型的な失敗パターンです。

第2問を最後に解く理由

第1問と第3問を合計すると80点。

つまり、第3問が解き終わった時点で理論上は合格点を超えられます。第2問は「余った時間で追加点を稼ぐ」という位置付けで十分です。

時短テクニック:第1問が終わったら第2問をチラ見する
第1問が終わった時点で第2問をざっと確認してみてください。

語句記入・補助簿選択など比較的カンタンな問題が出ていた場合は、その部分だけ先に解いてから第3問に移るのも有効です。

簿記3級の各問題における時間配分

簿記3級の試験に臨む際は、問題を解く順番だけでなく、時間配分を考えることも必要になってきます。

以下で各大問の時間配分について詳しく解説していきます。

簿記3級は少なくとも1ヵ月の勉強期間は必要になります。

簿記3級の勉強方法は以下の記事で詳しく解説しているので併せてご覧下さい。

第1問(仕訳問題)は15分

最初に第1問(配点45点)を解きます。

第1問は仕訳問題が15問出題されますが、ここは1問1分ペースで解きましょう。

そうすると第1問は15分で終わる計算になりますが、速く解ける方は10分ほどで終わらせるとなお良いです。

第1問はどんなに長くかかっても15分では解き終わりましょう

もし迷って解答に時間がかかりそうな問題があった場合は飛ばしましょう。

問題は期中取引が中心に出題されます。

また、期末の決算整理事項や損益振替、資本振替なども出題されることがあります。

どんな問題が出されても1分以内で解けるように、試験範囲を満遍なく学習しておきましょう。

第1問はしっかり対策をすれば、さほど難しい問題はありません。

なのでこの箇所では満点を目標に解答しましょう。ミスがあったとしても2問以内に抑えたいところです。

第3問(決算問題)は25分

次に第3問(配点35点)を解きます。

第3問は精算表損益計算書・貸借対照表の作成問題が出題されます

ここでは、決算整理前の金額と決算整理事項が与えられており、決算整理事項に基づいて決算整理仕訳を行います。

そして、その結果を決算整理前の金額に加算することで決算整理後の金額を導き出すことが求められます。

出題範囲となっている決算整理事項は以下の7つです。

1. 貯蔵品への振替え(収入印紙と郵便切手)

2. 当座借越(当座預金勘定が貸方残高の場合)

3. 現金過不足(雑収入また雑損失への振替え)

4. 売上原価の算定

5. 貸倒引当金の設定

6. 減価償却

7. 経過勘定(前払費用・前払収益・未払費用・未収収益)

出題範囲が決まっているので、しっかり問題集を解いて対策をしていけば、十分攻略が可能です。

それぞれの決算事項においてどのような仕訳を行うのか試験の際にすぐに思い出せるようにしておきましょう。

解答時間の目安は25分です。

正確かつ迅速に仕訳、計算を行っていきましょう。

第3問も難しくて解答に時間がかかりそうな問題があった場合は飛ばしても良いと思います。

第2問(帳簿・勘定記入問題)は10~15分

最後に第2問(配点20点)を解きます

第2問は問1と問2の小問2問で構成されています。

補助簿の選択や勘定記入、伝票会計商品有高帳の作成、証ひょうの仕訳、穴埋め問題の中から2題出題されます。

範囲が広いため対策が難しく、さらに1問解くのに時間がかかる問題が多いため、第2問は簿記3級の中で最も攻略するのが難しい箇所です。

ここは10~15分で解きましょう。第1問と第3問で十分に得点を稼げているなら、ここでは満点を取れなくても半分の10点を取れれば問題ないです。

実際、第2問で一桁の点数しか取れていなくても合格する人もたくさんいるので、この箇所は最後の追加点を稼ぐつもりで解きましょう。

第2問も迷って解答に時間がかかりそうな問題は飛ばしても良いです。

第1問が終わった時点で第2問をざっと確認してみて、補助簿の選択問題など比較的簡単な問題が出題されていることがわかった場合は、その問題だけ先に終わらせ、その後第3問に移るというやり方でも良いと思います。

最後残り5~10分で飛ばした問題の解答と見直しを行う

今回解説した時間配分で最後まで解くと、5~10分ほど時間が余ります。

ここで飛ばしている問題を解いたり、全体の見直しを行います。迷ったり、わからなくて飛ばした場合でも、選択問題の場合は選択していれば当たるかもしれないので必ず選択しましょう。

そして最後に、記号や金額の記入ミスがないかを確認します。

解答スピードを上げる3つの実践的な対策

時間配分を知るだけでは、本番で実践するのは難しいです。解答スピード自体を上げる練習が必要です。

対策① 仕訳を「反射的に出てくる」レベルまで練習する

時間が足りなくなる根本原因は、仕訳の知識が曖昧で考え込む時間が発生することです。

「勉強はしたのに本番で迷う」という場合、インプットが十分に定着していない可能性が高いです。仕訳は問題文を見た瞬間に借方・貸方が浮かぶレベルまで反復練習することが必要です。

▶ 簿記3級の効果的な勉強方法はこちら

対策② 時間を計りながら過去問・模擬試験を繰り返す

練習のときから必ず時間を計ることを習慣にしてください。

「正解できればOK」ではなく「時間内にどこまで解けるか」を把握することが大切です。問題集によっては目標時間が設定されているものもあるので活用しましょう。

時間を計りながら繰り返すことで、難しい問題を後回しにする判断力と、易しい問題を確実に得点するスピードが身につきます。

簿記3級の勉強期間は少なくとも1ヶ月は確保してください。勉強方法の詳細は以下の記事で解説しています。
▶ 簿記3級の効果的な勉強方法|一発合格を目指す

対策③ 試験本番の使いやすい電卓を用意する

簿記3級の試験では電卓が必須です。ただし、どの電卓でもいいわけではありません。

100均などに売っている小さい電卓はボタンが押しづらく、計算に余計な時間がかかります。「実力はあるのに電卓のせいで時間が足りなくなった」という事態は避けたい。

事務用品店で売っている、ボタンが押しやすくて素早く計算できる電卓を選びましょう。また、試験本番で初めて使うのではなく、普段の勉強から同じ電卓を使い込んでください。

▶ 簿記検定でおすすめの電卓はこちら

簿記3級試験60分間に全エネルギーを注ぐ

ここまで各大問の時間配分について解説してきましたが、時間配分を意識して試験に臨んでも、解答スピードを上げきれずに目安の時間をオーバーしてしまうと意味がありません。

なので、試験に取り組む際は、この60分間に全エネルギーを注ぐつもりで取り組みましょう。

そうすると、解答スピードも上がり時間配分通りに解答を進めることができると思います。気持ちの部分も重要です。

簿記3級試験で使う電卓はボタンを素早く押せるものを使う

簿記3級試験では電卓は必須ですが、数ある電卓の中でも、ボタンが押しやすく素早く計算できるものを使いましょう。

100均などに売ってある小さい電卓は、非常にボタンが押しづらいものも多いので試験では使わない方が良いです。

合格できる力はあったのに電卓が使いにくくて計算に時間がかかってしまい、不合格になってしまうということがないように、事務用品店などに売ってあるボタンの押しやすいきちんとした電卓を使いましょう。

まとめ:簿記3級の時間配分と解く順番

簿記3級の試験時間が足りない問題は、原因を把握して対策すれば解決できます。

解く順番と時間配分はこの通りです。

順番大問時間目標
第1問(仕訳)15分38点(約90%)
第3問(決算)25分25点(約70%)
第2問10〜15分10〜14点(50〜70%)
見直し5〜10分ケアレスミスを潰す
  • 時間が足りなくなる原因は「仕訳の知識不足」「順番を間違える」「難問に粘りすぎる」の3つ
  • 解く順番を「第1問→第3問→第2問」に変えるだけで時間配分は大きく改善する
  • 試験の60分間に全エネルギーを注ぐ気持ちで臨むことも大切

合格を心より応援しています!

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簿記学習には電卓が必須!試験前にいきなり電卓を使うのではなく、普段の勉強で使いましょう。

そうしないと試験本番で電卓が思うように使えません。

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