
公認会計士と簿記1級、どちらを先に目指せばいいんだろう…。
そんなふうに、スマートフォンの検索画面とにらめっこしている方は、きっと少なくないと思います。
どちらも「会計・経理の難関資格」として有名で、名前はよく聞く。でも何がどう違うのか、自分にとってどちらが正解なのか、調べれば調べるほどよくわからなくなってくる——そんな状況ではないでしょうか。
この迷いが生まれるのは、あなたが情報不足だからではありません。ネット上の記事の多くが「2つの試験の制度の違い」を羅列するだけで、「あなたはどちらを、どの順番で目指すべきか」という肝心な問いに答えていないからです。
私は会計学・財務会計を専門とする現役の大学教員です。研究者として会計の理論を探究する一方、教育現場では学生・社会人が公認会計士試験や簿記検定に挑む姿を長年間近で見てきました。伸びる人の共通点も、思わぬところで止まってしまう人のパターンも、両方知っています。
この記事では、その経験をもとに、公認会計士と簿記1級の違いを試験制度・難易度・勉強時間・就職・費用のあらゆる角度から比較したうえで、「自分はどちらを先に目指すべきか」をタイプ別にはっきりお伝えします。
読み終えるころには、「自分が次にとるべき一歩」が具体的にイメージできる状態になっているはずです。ぜひ最後まで読んでみてください。
📌 この記事でわかること
- 公認会計士と簿記1級の本質的な違い(資格の性質・仕事内容)
- 試験制度・出題範囲・難易度・勉強時間の具体的な比較
- 「どちらを先に取るべきか」タイプ別の判断基準
- 就職・転職・年収への影響の違い
- 予備校・独学・通信講座の費用感と選び方
記事の執筆者

・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。
・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。
公認会計士合格者の60%がCPA会計学院出身です。
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まず知っておきたい:公認会計士と簿記1級は「何の資格」なのか

比較の前にまず大切なのは、「どちらが上か」ではなく「何のための資格か」を理解することです。2つの資格は、そもそも目的が異なります。
簿記1級とは――経営数字を読み解くプロの証明
日商簿記1級(日本商工会議所主催)は、簿記技能の最高峰に位置づけられる資格です。3級・2級と段階を踏んで学ぶ「簿記検定」の最上位であり、取得すれば次のことが証明できます。
- 大企業・グループ企業の連結決算(複数の会社をまとめた財務諸表の作成)が扱える
- 複雑な原価計算・管理会計(経営判断のための内部分析)ができる
- 会計基準に基づいた経営分析・財務分析を行うレベルの知識がある
また、税理士試験の受験資格にもなるため、税理士を目指すルートとしても有効です。ただし、簿記1級はあくまで「技能・知識を示す検定」であり、特定の独占業務(この資格がなければできない仕事)はありません。
公認会計士とは――監査・税務・コンサルを担う国家資格
公認会計士は、国家資格です。最大の特徴は「監査業務という独占業務」を持つ点にあります。
監査とは、企業が作成した財務諸表(貸借対照表・損益計算書など)が正しいかどうかを、第三者として検証し意見を表明する仕事です。上場企業や大規模な会社は、法律によって公認会計士または監査法人の監査を受けることが義務付けられています。
監査以外にも、税務申告(税理士として)・経営コンサルティング・M&Aアドバイザリーなど、キャリアの幅は非常に広いのが特徴です。
2つは競合資格ではなく、キャリアの「方向性」が違う
よく「どちらが上ですか?」と聞かれます。しかし、この問いの立て方は少しずれています。
🔑 整理するとこうなります
- 簿記1級 → 経理・財務・管理会計のプロフェッショナルを目指す資格
- 公認会計士 → 監査・税務・コンサルの専門家として社会的信任を得る国家資格
「どちらが上か」ではなく、「自分が何をしたいか」で選ぶべきものです。
会計の知識という観点では確かに重なり合う部分が大きいですが、資格取得後のキャリアは明確に異なります。この前提を持って比較を進めていきましょう。
試験制度を比較する:仕組み・科目・合格率
日商簿記1級の試験制度(科目・受験回数・合格率の目安)
日商簿記1級の試験概要は以下のとおりです(日本商工会議所の公式情報に基づきます)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催 | 日本商工会議所・各地商工会議所 |
| 試験回数 | 年2回(6月・11月) |
| 試験科目 | 商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算(4科目) |
| 試験時間 | 商業簿記・会計学:90分 / 工業簿記・原価計算:90分 |
| 合格基準 | 総得点70%以上かつ各科目40%以上(足切りあり) |
| 合格率の目安 | おおむね10〜15%前後(回によって変動あり) |
| 受験資格 | なし(誰でも受験可能) |
注目すべきは「各科目40%以上」という足切りルールです。得意科目で稼いで苦手科目をカバーするという戦略が使えません。苦手分野を残したまま挑むと、総合点が足りていても不合格になるケースがあります。
公認会計士試験の試験制度(短答式・論文式・免除制度)
| 項目 | 短答式試験(1次) | 論文式試験(2次) |
|---|---|---|
| 試験回数 | 年2回(5月・12月) | 年1回(8月) |
| 試験形式 | マークシート式 | 記述式 |
| 科目 | 財務会計論・管理会計論・監査論・企業法 | 会計学・監査論・企業法・租税法・選択科目(経営学等から1科目) |
| 合格基準 | 総点の70%以上(科目別足切りあり) | 偏差値52以上(相対評価) |
| 受験資格 | なし | 短答式合格者のみ |
| 免除制度 | 合格後2年間免除 | 合格科目は2年間免除 |
公認会計士試験の最終合格率はおおむね10%前後で推移しています(公認会計士・監査審査会の公表データ参照)。試験のチャンスが1年に1回(論文式)に限られること、かつ複数の難関科目を同時に攻略しなければならないことが、この試験の難しさの根幹にあります。
出題範囲が「ほぼ同じ」なのに、なぜ難しさがここまで違うのか
よく「簿記1級と公認会計士試験って、出題範囲は同じなんでしょう?」と聞かれます。確かに、財務会計論(=商業簿記・会計学)と管理会計論(=工業簿記・原価計算)の範囲はほぼ共通しています。
では、なぜ難易度がここまで違うのか。会計学を研究・教育する立場から説明すると、「範囲が同じでも、問われる思考の深さがまったく異なる」からです。
- 簿記1級:会計基準の「基本的な論点」をしっかり理解し、正確に解ける力が問われる
- 公認会計士試験:会計基準の「適用指針・実務指針」レベルまで踏み込んだ理解と、「なぜそのルールが存在するか」という会計理論の背景まで論述できる力が求められる
📌 たとえるとこういうことです
簿記1級で問われるのは「レシピどおりに料理を作る」ことです。
公認会計士試験で問われるのは「なぜそのレシピになったか」「違う材料でも同じ意図を実現できるか」まで答えることです。
同じ「料理知識」でも、求められる理解の層がまったく違います。
さらに公認会計士試験には「監査論」「企業法」「租税法」という、簿記1級には存在しない科目が加わります。会計の深さ+科目の広さの両方で、圧倒的な差があるのです。
難易度・勉強時間の比較
合格に必要な勉強時間の目安(簿記1級 vs 公認会計士)
勉強時間はあくまで「目安」であり、個人の学習状況・前提知識・学習効率によって大きく変わります。それを踏まえたうえで、一般的に言われる数値を示します。
| 資格 | 勉強時間の目安 | 学習期間の目安 |
|---|---|---|
| 日商簿記1級 | 800〜1,000時間 | 約1年(簿記2級保有者は短縮可能) |
| 公認会計士試験 | 3,000〜5,000時間 | 2〜3年以上が一般的 |
単純に比べると、公認会計士試験は簿記1級の約3〜5倍の学習量が必要です。これは単なる量の差ではなく、「深く広く、論述できるレベルまで」という質の差でもあります。
合格率の数字だけでは測れない「質的な難しさ」の差
「合格率が同じくらいなら、難易度も同じでは?」——そう思う方もいるかもしれません。しかし、合格率だけを見て判断するのは危険です。
- 簿記1級:年2回チャンスあり。不合格でも翌年すぐ再挑戦できる
- 公認会計士試験:論文式は年1回(8月)のみ。この一発勝負の重さが精神的なプレッシャーになる
また、公認会計士試験は絶対評価ではなく相対評価(偏差値方式)の部分があります。難易度の高い問題に対して、他の受験生と比較されるため、「知識があるだけ」では通用しません。
大学の教育現場で見えてくる:両試験でつまずく人の共通パターン
会計学の教育現場で多くの学習者を見てきた経験から、正直に申し上げます。
💡 つまずきやすい人に共通するパターン
- 「計算はできるが、理論問題で崩れる」:仕訳や計算問題は解けるのに、「なぜそのような会計処理をするのか」を説明できない。簿記1級ではある程度乗り越えられても、公認会計士の論述試験で一気に壁になる。
- 「全科目を均等に勉強しようとする」:公認会計士試験は科目が多いため、苦手科目を後回しにし続けて、気づいたときには手遅れになるパターンがある。
- 「問題集を解くことが勉強だと思っている」:会計の試験は「なぜそうなるか」という概念理解なしに量をこなしても定着しにくい。特に公認会計士試験の理論問題はこの傾向が顕著。
✅ 伸びる人の共通点
- 「仕訳の意味」「数字が動く理由」を自分の言葉で説明できるまで理解しようとする
- わからない問題に固執せず、一度流して戻ってくる学習サイクルを回せる
- 合格後のキャリアイメージが具体的で、モチベーション管理が上手
どちらの試験でも、「理解して覚える」という基本を大切にした人が着実に前進します。才能や地頭の差より、学習の質と継続力のほうがはるかに結果に影響します。
「どちらを先に取るべきか」──タイプ別に答える
ここが多くの人が一番知りたい部分だと思います。結論から言うと、「あなたがどういう状況にいるか」によって答えは変わります。タイプ別に整理しました。
公認会計士を目指す意志が固まっている人:簿記1級は必須ではない
このタイプ 公認会計士になると決意している方
率直に言います。公認会計士合格を明確な目標に据えているなら、先に簿記1級を取る必要はありません。理由は2つです。
- 公認会計士の勉強をしていれば、簿記1級に合格できる実力は自然につく。つまり、公認会計士の学習が簿記1級を内包している。
- 簿記1級には「公認会計士試験にはあまり出ない論点」がある。たとえば本支店会計や、基礎的な仕訳問題など。そこに時間を使うのは回り道になりうる。
公認会計士試験の短答式で出題される財務会計論(200点)と管理会計論(100点)の計300点分は、簿記1級の知識がベースになる部分です。ですから、公認会計士の学習を進めれば進めるほど、簿記1級はついてくるものだと考えてください。
おすすめの使い方:公認会計士の勉強がある程度進んだ段階(短答式レベルに達した後)で、「力試し・就活のための証明書」として簿記1級を受験するのが合理的です。
公認会計士に興味はあるが迷っている人:簿記1級を「試金石」に使う手がある
このタイプ 公認会計士も気になるが、自分に向いているかわからない方
「会計が得意かどうかわからない」「公認会計士って自分でも目指せるの?」という段階にいるなら、まず簿記1級の学習を通じて適性を確かめるのは合理的な選択肢です。
- 簿記1級レベルの会計知識は、公認会計士試験で問われる会計科目の基礎と重なる
- 「難しいけど面白い」と感じられるなら、公認会計士へ進む素地がある
- たとえ公認会計士を目指さなくても、簿記1級は単独で十分な市場価値を持つ
迷っている方にとって、簿記1級は「どうせ取っても損はない実力の確認ステップ」です。リスクを抑えながら前に進む方法として、積極的に検討する価値があります。
社会人で段階的にキャリアアップしたい人:簿記1級から始める合理的な理由
このタイプ 仕事を続けながら、段階的に会計スキルを積み上げたい方
仕事と両立しながら公認会計士を目指す場合、いきなり3,000時間以上の学習に突入するのは現実的に難しいケースも多いです。そのような方には、簿記1級→公認会計士という段階的アプローチに明確なメリットがあります。
- 資格を持ちながら転職・昇進が狙える(簿記1級取得時点で経理・財務職への転職が有利になる)
- 学習への習慣と自信を積み上げられる(800〜1,000時間を完走した経験が次のステップへの土台になる)
- 万が一公認会計士試験に進まないと判断しても、簿記1級は手元に残る
それでも「どっちか一言で」と言われたら――大学教員の正直な見解
会計学の教員として、どちらか一言で答えるなら、こうお伝えします。
🎓 大学教員からの正直な見解
「公認会計士を目指すと決まっているなら、迷わず公認会計士の学習から始めてください。」
ただし、「迷っている」「会計が向いているかまだわからない」という状態なら、まず簿記2級→1級のルートで自分の適性と本気度を試すことをすすめます。会計に向き合い続けられる自信がついたとき、公認会計士を目指す扉は必ずそこにあります。
どちらを選んでも、「会計を深く学ぼうとしている」こと自体が、あなたの大きな武器になります。
就職・転職・年収への影響を比較する

簿記1級で広がるキャリアの選択肢
簿記1級を取得すると、経理・財務職において明確な評価が上がります。
- 大手企業・グループ企業の経理部門:連結決算・国際会計基準(IFRS)に対応できる人材として評価される
- 税理士事務所・会計事務所:税理士を目指す前段階として働きながら学べる環境に入りやすい
- 税理士試験の受験資格:学歴・職歴によらず税理士試験を受けられるようになる
- コンサルティングファーム(経理・財務系):財務分析・管理会計の知識を活かしたポジションへ
注意点として、簿記1級は「スキルの証明」であり、独占業務はありません。取得後のキャリアは、あくまで「経理・財務の専門家」の延長線上にあります。
公認会計士で広がるキャリアの選択肢
公認会計士の合格後は、監査法人への就職がもっとも一般的なファーストキャリアです。その後の展開の広さが、この資格の最大の魅力といえます。
- 監査法人:BIG4(有限責任あずさ監査法人・EY新日本・有限責任監査法人トーマツ・PwCあらた)を含む監査法人での監査業務
- FAS(財務アドバイザリーサービス):M&A・企業価値評価・デューデリジェンスなど高付加価値業務
- CFO・財務責任者:スタートアップや中堅企業のCFO(最高財務責任者)として経営に参画
- 独立・税理士登録:公認会計士は税理士登録ができるため、独立開業も可能
転職市場での評価:企業が「簿記1級」と「公認会計士」をどう見るか
| 観点 | 日商簿記1級 | 公認会計士 |
|---|---|---|
| 大手企業の経理職 | ◎ 高評価(採用基準になる企業も) | ◎ 高評価(ただしオーバースペックと見られることも) |
| 監査法人・FAS | △ 入職はできるが役割が限定的 | ◎ 必須もしくは強力なアドバンテージ |
| 税理士事務所・会計事務所 | ◯ 税理士受験資格として評価 | ◎ 即戦力として非常に高評価 |
| コンサル・事業会社CFO | ◯ 財務・管理会計スキルが評価される | ◎ キャリアの幅が大きく広がる |
| 年収イメージ | 大手経理で年収600〜900万円台も可 | 監査法人入職初年度から600万円台〜、昇進で大きく上昇 |
※年収はあくまで一般的な傾向であり、企業・職種・経験年数によって大きく異なります。
整理すると、「経理のプロとして働く」のであれば簿記1級で十分な場面が多い一方、「監査・コンサル・独立」を視野に入れるなら公認会計士が格段に有利です。
費用と学習コストを比較する

資格取得を考えるとき、「どのくらいお金がかかるのか」は現実的に重要な問題です。費用の目安を整理します。
簿記1級の予備校・通信講座・独学にかかる費用の目安
| 学習方法 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 予備校通学(TAC・大原等) | 15〜30万円程度 | 講師に直接質問できる。学習ペースを保ちやすい |
| 通信講座 | 5〜15万円程度 | 自分のペースで学習できる。動画講義で繰り返し確認可能 |
| 独学 | 1〜3万円程度(テキスト・問題集代) | 費用は安いが、学習設計・質問対応は自己完結が必要 |
※受験料:7,850円(2024年時点・変更の可能性あり。商工会議所公式サイトで確認を)
公認会計士試験の学習コスト(予備校費用・受験料・期間)
| 学習方法 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 予備校通学・通信(CPA会計学院・TAC・大原・クレアール等) | 50〜80万円程度(コース・期間により変動) | 体系的な学習設計・答練・模試・質問対応が揃っている |
| 独学 | 5〜10万円程度(テキスト・問題集代) | 合格者は非常に少ない。相当な自己管理力が必要 |
※受験料:19,500円(2024年時点・公認会計士・監査審査会公式サイトで確認を)
コストとリターンの観点から考える「どちらが投資対効果が高いか」
費用だけ見れば簿記1級のほうがはるかに安く済みます。ただし、「投資対効果」で考えるときは取得後の年収・キャリアの広がりも合わせて見る必要があります。
費用対効果の考え方(一例)
- 簿記1級:学習コスト低〜中/取得後は経理職への就転職で着実に年収アップが狙える
- 公認会計士:学習コスト高・期間長い/取得後のキャリアの幅と年収ポテンシャルが格段に広い
どちらが正解かは一概に言えませんが、「長期的なキャリアの可能性を広げたい」なら公認会計士が強力な選択肢になります。ただしそれには相応の学習投資と期間が伴います。
公認会計士を目指すなら、学習環境の選び方が合否を左右する

独学 vs 予備校:公認会計士試験での現実的な選択
公認会計士試験の独学合格は「不可能ではないが、非常に困難」というのが現実です。試験の難易度・範囲の広さ・出題傾向の変化に対応するためには、体系的に設計されたカリキュラムと、質問できる環境が大きな助けになります。
実際に合格した方の多くは、予備校や通信講座を活用しています。独学を選ぶ場合でも、答練(答案練習)や模試だけでも予備校を活用することをおすすめします。
CPA会計学院などの主要予備校が選ばれる理由
近年、公認会計士試験の合格者に占める予備校別のシェアでは、CPA会計学院が高い合格実績を示しています(2025年度試験合格者の66.7%がCPA会計学院受講生で圧倒的です)。
予備校を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- テキストの質と更新頻度(会計基準の改定に対応しているか)
- 答練・模試の充実度(本番形式での演習量が確保できるか)
- 質問・サポート体制(疑問をすぐ解消できる環境か)
- 通信 vs 通学の柔軟性(生活スタイルに合わせて選べるか)
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まずは無料の資料・体験講座で自分に合うかを確認する方法
予備校の選択はコストが大きいため、いきなり申し込むのではなく、まず無料の資料請求や体験講座で確認するのがおすすめです。実際の教材の質、講義のスタイル、学習サポートの手厚さを体感してから判断しましょう。
📚 学習環境を検討している方へ
CPA会計学院では無料の資料請求・無料体験講座を提供しています。公認会計士試験の全体像をつかみたい方は、まず資料を取り寄せて学習プランのイメージを持つところから始めてみてください。
独学か予備校か、各社の料金・特徴を比べたい方は:
よくある質問(FAQ)

Q. 簿記1級に合格すれば公認会計士試験の一部が免除されますか?
A. いいえ、簿記1級の資格によって公認会計士試験の科目が免除されることはありません。ただし、簿記1級で身につく知識は公認会計士試験の財務会計論・管理会計論に直接活きます。
Q. 公認会計士の勉強中に簿記1級を「ついでに」取れますか?
A. 公認会計士の学習が軌道に乗ってくれば、簿記1級を「ついでに」受験できる実力はついてきます。ただし、出題形式や問われる論点に違いがあるため、少なくとも過去問を数回分解いて傾向をつかむ必要があります。本試験直前の追加受験はスケジュール管理に注意が必要です。
Q. 簿記1級と公認会計士、どちらが税理士試験に近いですか?
A. 税理士試験への入口という意味では、簿記1級のほうが直接的です。簿記1級の合格は税理士試験の受験資格として認められています。一方、公認会計士は合格後に税理士登録できるため、「税理士になる」という最終目標ではどちらも有効なルートですが、アプローチが異なります。
Q. 社会人が働きながら公認会計士を目指す現実的なスケジュールは?
A. 仕事との両立では、一般的に3〜4年程度の学習期間を想定するのが現実的です。1日2〜3時間の学習時間を確保できる場合、2〜3年での短答式合格→論文式合格を目標にするケースが多いです。ただし職種・残業量・家庭の状況によって大きく変わります。まずは予備校のカウンセリングで自分の状況に合ったプランを相談するのが確実です。
まとめ:あなたに合った「最初の一歩」を踏み出そう
この記事で解説してきた内容を、最後に整理します。
| 比較軸 | 日商簿記1級 | 公認会計士 |
|---|---|---|
| 資格の性質 | 技能検定(民間資格) | 国家資格(独占業務あり) |
| 試験科目数 | 4科目(実質2分野) | 6科目以上(短答+論文) |
| 勉強時間の目安 | 800〜1,000時間 | 3,000〜5,000時間 |
| 合格率の目安 | 10〜15%前後 | 10%前後(論文式) |
| 税理士試験との関係 | 受験資格になる | 合格後に税理士登録可 |
| 独占業務 | なし | 監査業務 |
| キャリアの広さ | 経理・財務・税理士事務所など | 監査・コンサル・CFO・独立など |
どちらも「会計を深く学ぶ」という点では同じ方向を向いています。大切なのは、「なんとなく難しそうだから」で選ぶのではなく、自分のキャリアのゴールから逆算して選ぶことです。
会計学を専門とする教員として最後にひとつ伝えたいのは、「会計を深く学ぼうとする姿勢そのものが、あなたのキャリアを強くする」ということです。どちらの資格を選んでも、真剣に向き合えば必ず力になります。焦らず、着実に、自分のペースで進んでいきましょう。
📖 次の一歩を踏み出すために
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2025年の合格者数1,092人、合格者占有率は66.7%と脅威の合格実績を誇るCPA会計学院。
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