
「公認会計士試験、このまま続けるべきか…」
「何度受けても短答式に受からない」
「周りの友達が就職を決める中、自分だけ勉強を続けていいのか」
この記事を読んでいるあなたは、今まさに公認会計士試験で挫折しそう、あるいはすでに挫折してしまったのではないでしょうか。
実は、公認会計士試験を始めた人の約70%が、合格する前に試験勉強から撤退していると言われています。あなただけではありません。
私は年間300人以上の大学生に簿記や会計を教えている大学教員です。毎年、多くの学生が公認会計士を目指して勉強を始めますが、残念ながら途中で挫折してしまう姿も数多く見てきました。
この記事では、公認会計士試験で挫折する理由を詳しく解説し、挫折を防ぐための具体的な対策、そして万が一挫折してしまった後の選択肢まで、包括的にお伝えします。
この記事でわかること
- 公認会計士試験の挫折率と統計データ
- 挫折する6つの理由とそれぞれの背景
- 状況別(大学生・既卒・社会人)の挫折パターン
- 挫折を防ぐ7つの具体的な対策
- 挫折後の7つのキャリア選択肢
記事の執筆者

・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。
・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。
公認会計士合格者の60%がCPA会計学院出身です。
2025年の合格者数1,092人、合格者占有率は66.7%と脅威の合格実績を誇るCPA会計学院。
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CPA会計学院について詳しく知りたい人は以下の記事を参照にして下さい。
また、CPA会計学院を含むおすすめの公認会計士資格スクールは以下の記事で紹介していますので、併せてご覧下さい。
公認会計士試験の挫折率と実態

受験開始者の約70%が合格前に撤退している
公認会計士試験の挫折率について、公式な統計データはありませんが、予備校関係者や合格者の証言によると、受験を開始した人の約70%が試験合格前に撤退していると言われています。
つまり、10人が公認会計士を目指して勉強を始めても、最終的に合格できるのは3人程度ということです。
これは非常に高い挫折率と言えます。
統計データから見る公認会計士試験の厳しさ
令和7年(2023年)の公認会計士試験では、願書提出者が約22,000人に対し、最終合格者は1,636人でした。合格率は約7.4%です。
| 年度 | 願書提出者数 | 最終合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和元年(2019) | 12,532人 | 1,337人 | 10.7% |
| 令和2年(2020) | 13,231人 | 1,335人 | 10.1% |
| 令和3年(2021) | 14,192人 | 1,360人 | 9.6% |
| 令和4年(2022) | 18,789人 | 1,456人 | 7.7% |
| 令和5年(2023) | 20,318人 | 1,544人 | 7.6% |
| 令和6年(2024年) | 21,573人 | 1,603人 | 7.4% |
| 令和7年(2025年) | 22,056人 | 1,636人 | 7.4% |
出典:公認会計士・監査審査会
合格率だけを見ると10%前後ですが、この数字には重要な事実が隠されています。
それは、この合格率は「願書を提出した人」を母数にしているという点です。
実際には、願書を提出する前に勉強を断念した人、短答式試験を受験せずに撤退した人は含まれていません。
つまり、公認会計士試験の勉強を開始した全ての人を母数にすると、合格率はさらに低くなります。これが「70%が挫折する」と言われる根拠です。
私が300人以上の学生を見てきて感じること
私は大学で年間300人以上の学生に簿記や会計を教えています。毎年、「公認会計士を目指します!」と意気込んで相談に来る学生がいます。
しかし、その多くが1年以内に勉強をやめてしまいます。
挫折する学生には共通のパターンがあります:
- 試験の難易度を甘く見ていた(「2年あれば受かる」という情報を鵜呑みにしていた)
- 適性を確認せずに始めてしまった(簿記2級すら取得していない状態で開始)
- 孤独な勉強に耐えられなかった(友達が遊んでいる中、自分だけ勉強することへの精神的負担)
- 明確な目標設定ができていなかった(なんとなく「お金が稼げそう」という理由で始めた)
- 失敗への耐性がなかった(1回の不合格で大きくモチベーションを失う)
一方で、合格する学生にも共通点があります。それは「強い覚悟」と「現実的な計画」、そして「柔軟な対応力」です。
挫折は決して恥ずかしいことではありません。むしろ、公認会計士試験に挑戦したこと自体が素晴らしいことです。
重要なのは、挫折から何を学び、次にどう活かすかです。
公認会計士を挫折する理由6選

公認会計士の試験は難易度が高いので、合格するのはハードルが高いです。
そのため、公認会計士を挫折してしまう人もいますが、理由について知っておくのは重要です。
代表的な理由は次の通りです。
- 長い勉強時間を確保しなければならない
- 学習内容が難しい
- メンタルが耐えられない
- 勉強を続ける金銭的余裕がない
- 他にやりたいことを見つけた
- 短答式合格後の論文式の壁
長い勉強時間を確保しなければならない
公認会計士試験では、長い勉強時間を確保しなくてはいけません。
合格するためには3,000〜4,000時間必要と言われているため、毎日5〜10時間は学習しなくては合格できないと言われています。
そのため、目的やスケジュールをしっかり管理していないと、長期的に膨大な時間を学習に充てるのは厳しい人もいます。
公認会計士の学習時間だけでなく、社会人の方であれば仕事との調整をしなくてはならず、大学生も本来の学業と管理して勉強しなくてはいけないので、相当の覚悟と努力が必要です。
長期的に膨大な量の学習に耐えられず、挫折してしまう人は多いです。
実例:Aさん(大学3年生)のケース
「就活も並行しながら公認会計士の勉強をしていましたが、就活の説明会やES作成に時間を取られ、気づけば勉強時間が週10時間以下に。このペースでは絶対に合格できないと悟り、どちらかに絞る決断を迫られました。」
長期的に膨大な量の学習に耐えられず、挫折してしまう人は非常に多いです。
学習内容が難しくてついていけない
公認会計士の試験勉強は量が多いだけでなく、内容も専門的で難しいです。
公認会計士試験の学習範囲は膨大かつ専門的です。
短答式試験(4科目):
- 財務会計論
- 管理会計論
- 監査論
- 企業法
論文式試験(5科目):
- 会計学(財務会計論+管理会計論)
- 監査論
- 企業法
- 租税法
- 選択科目(経営学・経済学・民法・統計学から1科目)
財務会計論だけでも、テキストが計算編で8冊、理論編で3冊程度あり、その全てをマスターする必要があります。
さらに、試験では単なる暗記ではなく、応用力が求められます。過去問の焼き直しだけでは対応できず、初見の問題に対する論理的思考力が必要です。
計算問題も複雑なものが試験で出題されるため、学習内容が難しくて挫折する人は多いです。
実例:Bさん(既卒受験生)のケース
「簿記2級は余裕で合格したので、公認会計士もいけると思っていました。でも、実際に勉強を始めてみると、範囲の広さと深さが全く違う。連結会計、企業結合、税効果会計…簿記1級レベルの内容が当たり前のように出てきて、ついていけなくなりました。」
メンタルが耐えられない

公認会計士は勉強するために1人で学習する時間も必要です。
スクールなどに通って学習もできますが、自習する必要もあり、1人で学習する時間の方が長くなるでしょう。
しかし、1人で学習するのは、メンタルに影響が出る可能性も高いです。
スクール以外の時間で分からない部分が出た場合は、自分で調べて解決しなくてはならず、教えてくれる友達もいない場合は、悩みを共有することもできません。
他の友人が遊んでいる時間も自分は学習しなくてはいけないので、メンタルによるストレスが大きくなって挫折してしまうケースもあるでしょう。
メンタル面で挫折しやすい瞬間:
- 模試で思うような結果が出なかったとき
- 短答式試験に不合格だったとき
- 周囲の友人の結婚・昇進の報告を聞いたとき
- 親族から「いつまで勉強しているの?」と言われたとき
- 貯金残高が減っていくのを見たとき
実例:Cさん(社会人受験生)のケース
「朝3時に起きて勉強し、仕事に行き、帰宅後も23時まで勉強する生活を1年続けました。でも短答式に落ちた瞬間、『こんなに頑張ったのに…』と心が折れました。体力的には続けられても、精神的に限界でした。」
勉強を続ける金銭的余裕がない
公認会計士の勉強は働きながらでもできますが、できれば勉強に専念できる環境を設けるのが望ましいです。
実際に合格者の大多数が勉強に専念している大学生であり、そうしたライバルに勝つためには試験勉強に集中して取り組む必要があります。
しかしながら、勉強をするためにはお金がかかります。
試験勉強にかかる費用の例:
- 予備校学費:60〜80万円
- テキスト・問題集:5〜10万円
- 模試受験料:年間5〜10万円
- 生活費(無職の場合):月15〜20万円×受験期間
公認会計士のスクール代金は60万円~80万円が掛かりますし、その間、勉強に専念する場合は収入も途絶えます。
2年間勉強するとして、予備校代80万円+生活費360万円(月15万円×24ヶ月)=合計440万円が必要になる計算です。
親からの援助がない場合、自己資金だけでこの金額を用意するのは困難です。
結果として、「お金が続かない」「これ以上親に負担をかけられない」という理由で撤退するケースが多く見られます。
金銭的余裕がないために勉強が続けられず、公認会計士試験に挫折してしまうケースも多いでしょう。
公認会計士以外の夢ややりたいことを見つけた
公認会計士試験の勉強は2年以上と長期にわたります。
その間に自分の興味関心が変わり、公認会計士試験の勉強以外のやりたいことを見つけることもあるでしょう。
- 「監査よりもコンサルティングに興味が出てきた」
- 「起業したい夢ができた」
- 「別の業界で働きたくなった」
このような場合、公認会計士という資格にこだわる必要はありません。むしろ、新しい目標に向かって進むことが正しい選択です。
これは「挫折」ではなく「方向転換」です。
理由6. 短答式合格後の論文式の壁【見落とされがちな挫折ポイント】
短答式試験に合格すると「あと一歩!」と感じますが、実はここからが本当の勝負です。
論文式試験は短答式とは全く異なる難関です:
- 出題形式の違い:マークシート → 記述式
- 求められる能力:正確な知識 → 論理的な答案構成力
- 暗記量:短答式の2〜3倍
- 勉強方法:過去問演習中心 → 答案練習とフィードバック
さらに、短答式合格から2年以内に論文式に合格できないと、短答式の免除が切れてしまいます。
「短答式からやり直し」というプレッシャーから、モチベーションが大きく低下して挫折するケースが多く見られます。
注意点
短答式合格後は油断せず、すぐに論文式対策に切り替えることが重要です。「少し休憩しよう」と思って1ヶ月空けると、その後の軌道修正が非常に難しくなります。
あなたはどのタイプ?状況別の挫折パターンと対策

公認会計士試験の挫折パターンは、いつ勉強を開始したかによって大きく異なります。
ここでは、4つの状況別に挫折リスクと対策を解説します。
パターン1. 大学1-2年生から開始した場合
挫折リスク:中
メリット:
- 時間的余裕が最も大きい
- 就活との両立問題がない
- 在学中合格の可能性が高い
- 新卒採用の選択肢も残せる
デメリット・挫折リスク:
- 長期戦になりやすく、モチベーション維持が困難
- 周囲が遊んでいる中、勉強を続ける精神的負担
- 「まだ時間がある」という油断から勉強が疎かになる
- 目標が不明確なまま始めてしまうケースが多い
対策
- まず簿記2級で適性を確認してから本格的に開始する
- 短期目標(半年後に短答式合格など)を設定する
- 同じ目標を持つ仲間を作る(予備校の自習室を活用)
- 週に1日は完全オフの日を作り、息抜きを計画的に入れる
私から見た成功パターン:
大学1年生の4月から簿記3級・2級を取得し、適性を確認しましょう。
大学2年生の4月から本格的に予備校に通い始め、大学3年生の5月に短答式合格、大学4年生の8月に論文式合格というのが理想的なパターンです。
パターン2. 大学3-4年生から開始した場合
挫折リスク:高
メリット:
- 明確な目的意識を持って始められる
- 就活を経験し、社会人の働き方を理解した上での選択
デメリット・挫折リスク:
- 最大の問題:就活との板挟み
- 在学中合格が難しい場合、「新卒ブランド」を捨てるリスク
- 時間的余裕がなく、焦りから効率的な勉強ができない
- 周囲が内定を獲得する中、孤独感が増す
最も危険な時期
大学3年生の冬〜大学4年生の春にかけて、「公認会計士か就活か」の選択を迫られます。
この時期に挫折する学生が最も多いです。
対策
- まず短答式合格を目指す(短答式合格者は監査法人への就職が可能)
- 就活と並行する場合、優先順位を明確にする
- 「〇〇までに短答式に受からなければ就活に専念する」と撤退ラインを決めておく
- 親や家族と金銭面の相談を早めに行う
パターン3. 既卒・会計士浪人の場合
挫折リスク:最高
メリット:
- 勉強に専念できる環境
- 時間的制約が少ない
デメリット・挫折リスク:
- 最大の問題:資金の枯渇と精神的プレッシャー
- 「何年も合格できない」「社会人経験が全くない」という二重のリスク
- 年齢が上がるにつれて就職が不利になる焦り
- 親族からのプレッシャー「いつまで勉強しているの?」
- 社会から孤立している感覚
よくある挫折パターン
「2年間専念して勉強すれば合格できる」と退職したものの、2年経っても短答式すら合格できず。
貯金も底をつき、年齢も28歳に。就職活動を始めても「職歴なし・資格なし」では厳しく、挫折と就職難の二重苦に陥る。
対策
- 必ず期限を決める(例:3年間で合格できなければ撤退)
- 十分な資金を用意してから開始する(最低でも300万円)
- 短答式合格後は監査法人に監査補助者として就職も検討
- 定期的に進捗を確認し、軌道修正する
- 最悪のシナリオ(不合格が続いた場合)の対応策を事前に考えておく
パターン4. 社会人受験生の場合
挫折リスク:高
メリット:
- 収入があるため金銭的な不安が少ない
- 社会人経験があるため、万が一不合格でも就職先がある
- 仕事で得た実務知識が試験に役立つことがある
デメリット・挫折リスク:
- 最大の問題:勉強時間の確保
- 残業や休日出勤で計画通りに勉強できない
- 仕事の疲れで勉強に集中できない
- 家庭がある場合、家族との時間が犠牲になる
- 長期戦になりやすい(3〜5年かかるケースも)
対策
- 働きながらは極めて困難ということを理解する
- 可能であれば、一時的に退職または休職して専念する
- 勉強に専念できない場合は、税理士試験(科目合格制)も検討
- 通信講座を活用し、スキマ時間での学習を徹底する
- 会社に資格取得支援制度がないか確認する
私のアドバイス:
社会人の場合、「働きながら合格を目指す」よりも「〇年間だけ専念する」と決めた方が合格率は高まります。社会人経験があるため、不合格でも再就職のハードルは既卒者より低いです。
公認会計士試験の挫折を防ぐ7つの具体策

ここからは、公認会計士試験で挫折しないための具体的な対策を7つ紹介します。
「挫折してから対処する」のではなく、「挫折しないための事前準備」が重要です。
①簿記2級・1級で適性を確認する
②明確な目標と撤退ラインの設定
③勉強仲間・コミュニティの構築
④メンタルケアと息抜きの計画
⑤短答式合格を第一目標にする
⑥予備校の学習サポートを最大活用する
対策1. 簿記2級・1級で適性を確認してから本格参入する
なぜこの対策が重要か
公認会計士試験は膨大な時間とお金がかかります。いきなり予備校に申し込んで勉強を始めるのではなく、まず自分に適性があるかを確認することが重要です。
具体的なステップ:
- 簿記3級を独学で取得(1ヶ月程度)
- 簿記2級を独学または通信講座で取得(3〜6ヶ月)
- 簿記2級が楽しい・得意だと感じたら → 公認会計士を目指す
- さらに確実性を高めたい場合は簿記1級に挑戦
- 簿記1級が難なくクリアできれば → 適性あり
適性確認の目安
- 簿記2級を200時間以内の勉強で合格できた → 適性あり
- 簿記2級の工業簿記が楽しいと感じた → 管理会計論の適性あり
- 簿記2級の商業簿記(連結会計等)が理解できた → 財務会計論の適性あり
簿記2級に300時間以上かかったり、何度も不合格になる場合は、公認会計士試験は非常に厳しいと考えた方が良いでしょう。
対策2. 明確な目標と撤退ラインの設定
なぜこの対策が重要か
「とりあえず公認会計士を目指す」という曖昧な目標では、困難に直面したときに簡単に挫折してしまいます。
明確な目標設定の例:
- 「大学4年生の8月(論文式試験)までに合格する」
- 「3年以内に合格し、監査法人でキャリアを積む」
- 「将来は独立してコンサルティング業務を行う」
撤退ラインの設定例:
- 「大学4年生の5月の短答式に合格できなければ就活に切り替える」
- 「3年間で論文式に合格できなければ、税理士に転向する」
- 「貯金が100万円を切ったら、監査補助者として就職する」
重要ポイント
撤退ラインを設定することは「逃げ」ではありません。むしろ、冷静な判断力と人生設計力の証です。撤退ラインがあることで、そこまでは全力で挑戦できます。
対策3. 勉強仲間・コミュニティの構築
なぜこの対策が重要か
公認会計士試験は孤独な戦いです。1人で勉強していると、モチベーションの維持が非常に困難になります。
具体的な方法:
- 予備校の自習室を活用:同じ目標を持つ仲間と出会える
- 勉強会を開催:月に1〜2回、過去問の解説を持ち寄る
- SNSで受験仲間を作る:Twitter(X)で「#公認会計士受験生」と検索
- オンラインコミュニティに参加:Discord等で受験生コミュニティがある
- 予備校のチューター制度を活用:定期的な面談で進捗を報告
成功事例
「予備校の自習室で隣の席だった人と仲良くなり、お互いに進捗報告をするようになりました。『今日は何時間勉強した?』と聞き合うことで、サボりにくくなり、モチベーションが維持できました。」
対策4. メンタルケアと息抜きの計画
なぜこの対策が重要か
長期的な試験勉強では、メンタルの管理が合格の鍵を握ります。「勉強だけ」の生活は必ず破綻します。
具体的な方法:
- 完全オフの日を週1日作る:罪悪感を持たずに遊ぶ
- 運動習慣を取り入れる:ジョギング、筋トレ、ヨガなど
- 睡眠時間を削らない:最低6時間は確保する
- 小さなご褒美を設定:「今日の勉強が終わったら好きなスイーツ」
- カウンセリングの活用:予備校のカウンセラーや大学の学生相談室
やってはいけないこと
- 「合格するまで遊ばない」という極端な自己管理
- 睡眠時間を3〜4時間に削る(短期的には可能でも長期的には破綻)
- SNSで他の受験生と比較しすぎる(自分のペースを見失う)
対策5. 短答式合格を第一目標にする
なぜこの対策が重要か
「公認会計士合格」という大きな目標だけだと、ゴールが遠すぎてモチベーションが維持できません。
まずは短答式合格を目指すべき理由:
- 短答式合格だけでも監査法人への就職が可能
- 短答式合格で「ある程度の実力」を証明できる
- 2年間の短答式免除が得られる
- 達成感を得て、論文式へのモチベーションが高まる
短答式合格を最優先にする戦略
- まず短答式4科目に集中する
- 論文式の租税法や選択科目は後回し
- 短答式合格後に論文式対策に本格着手
- 短答式合格したら監査法人への就職も検討(働きながら論文式を目指す)
対策6. 予備校の学習サポートを最大活用する
なぜこの対策が重要か
公認会計士試験を独学で合格するのは極めて困難です。予備校に通うなら、その投資を最大限活かすべきです。
予備校の活用方法:
- 質問制度を積極的に使う:分からない問題は放置しない
- 答案添削を受ける:論文式対策で必須
- 定期的な面談を受ける:学習計画の見直し
- 模試を全て受験:自分の実力を客観的に把握
- 合格者チューターに相談:リアルな体験談を聞く
CPA会計学院では、充実した学習サポート体制が整っています。質問対応、定期面談、模試など、合格に必要な全てのサポートを受けられます。
公認会計士合格者の60%以上がCPA会計学院出身です。
2025年の合格者数1,092人、合格者占有率は66.7%と脅威の合格実績を誇るCPA会計学院。
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対策7. 定期的な進捗確認と軌道修正
なぜこの対策が重要か
「とにかく勉強すれば受かる」という考えは危険です。定期的に進捗を確認し、必要に応じて軌道修正が必要です。
具体的な方法:
- 月次で振り返りを行う:学習時間、理解度、模試の成績を記録
- 3ヶ月ごとに学習計画を見直す:遅れている科目に時間を多く割く
- 模試の結果を分析:苦手分野を特定し、重点的に対策
- 予備校の講師・チューターに相談:第三者の客観的な意見を聞く
軌道修正のタイミング
- 模試の成績が伸びない → 勉強方法の見直し
- 特定の科目だけ点数が低い → その科目に時間を集中投下
- 勉強時間は確保できているのに成果が出ない → 質の問題(理解が浅い)
- モチベーションが著しく低下 → 一旦休憩して目標を再確認
公認会計士を挫折した後に行う7つの選択肢

公認会計士を挫折した後は、どのような選択を行うべきか悩む人もいるでしょう。
公認会計士に合格できない場合は自分の状況によって方向が変わってきます。どのような選択肢があるのか内容を紹介しましょう。
選択肢1. 監査法人に監査補助者として就職する
こんな人におすすめ:
- 監査の仕事に興味がある
- 短答式には合格している
- 働きながら論文式合格を目指したい
監査法人での仕事は、公認会計士資格が必ずしも必須ではありません。「監査補助者」として公認会計士の指示を受けて補助業務を行うことができます。
メリット:
- 収入を得ながら実務経験を積める
- 監査法人によっては資格取得支援制度がある
- 短答式合格者であれば採用されやすい
- 実務経験が論文式の学習に役立つ
デメリット:
- 繁忙期(12-5月)は勉強時間の確保が困難
- 無資格者は昇進・昇給に限界がある
簿記資格がある、簿記を勉強している、前職があるという方は公認会計士試験に挫折しても就職が可能です!
監査法人での就職は公認会計士資格は必ずしも必要ではありません。
士業に強いM-S JAPANでは監査法人の求人も多く取り扱っています。
年収500万円以上で雇用されるケースもあるので、気になる人は求人を見てみましょう。
選択肢2. 税理士試験への転向
こんな人におすすめ:
- 税務の仕事に興味がある
- 科目合格制(1科目ずつ合格)が自分に合っている
- 公認会計士の勉強がある程度進んでいる
税理士試験は、公認会計士試験と重複する内容が多く、勉強した知識を活かせます。
公認会計士との違い:
- 試験科目:11科目から5科目選択(必修3科目+選択2科目)
- 合格方式:科目合格制(1科目ずつ合格でOK)
- 難易度:公認会計士よりは低いが、それでも難関
- 勉強期間:平均3〜5年(働きながら可能)
メリット:
- 科目合格制なので、働きながら少しずつ合格できる
- 税務という専門性で独立開業も可能
- 公認会計士試験の簿記論・財務諸表論の知識が活かせる
選択肢3. 一般企業の経理・財務部門

こんな人におすすめ:
- 企業内で経理・財務のプロフェッショナルを目指したい
- 安定した環境で働きたい
- 公認会計士の勉強で得た知識を活かしたい
公認会計士試験で学んだ会計知識は、一般企業の経理・財務部門で非常に役立ちます。
メリット:
- 資格がなくても就職可能
- ワークライフバランスが取りやすい(監査法人比)
- 経理部長・CFOへのキャリアパスがある
- 公認会計士試験の勉強経験は面接で好印象
アピールポイント:
- 「公認会計士試験で財務会計・管理会計を深く学びました」
- 「連結会計や税効果会計など実務レベルの知識があります」
- 「短答式試験に合格しています」(合格している場合)
注意点
「途中で資格取得を諦めた」というネガティブな印象を持たれる可能性もあります。面接では「なぜ方向転換したのか」を前向きに説明できるようにしましょう。
選択肢4. 日商簿記1級の取得
こんな人におすすめ:
- 公認会計士は諦めたが、会計の勉強は続けたい
- 履歴書に書ける資格が欲しい
- 短期間(6ヶ月〜1年)で取得したい
日商簿記1級は、簿記の高度な知識を証明する難関資格です。
公認会計士試験との関連:
- 試験科目:商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算
- 公認会計士の財務会計論・管理会計論と重複
- 公認会計士試験の勉強をしていれば、比較的短期間で合格可能
メリット:
- 経理職への就職・転職で有利
- 税理士試験の受験資格が得られる
- 公認会計士試験の勉強が無駄にならない
選択肢5. ファイナンシャルプランナー(CFP®・AFP)
こんな人におすすめ:
- 個人の資産運用・ライフプランニングに興味がある
- 金融業界で働きたい
- 独立開業も視野に入れている
ファイナンシャルプランナー(FP)は、住宅ローン、保険、年金、税制、相続などお金の面での悩みをサポートする専門家です。
メリット:
- 金融機関、保険会社、不動産会社など幅広い業界で活躍可能
- 独立してFP事務所を開業できる
- 公認会計士試験の税法の知識が活かせる
おすすめの資格:
- CFP®資格(国際資格):2年ごとの継続教育で信頼性が高い
- AFP資格:CFP®の下位資格
選択肢6. 中小企業診断士
こんな人におすすめ:
- 経営コンサルティングに興味がある
- 中小企業支援の仕事をしたい
- 公認会計士試験の財務・会計の知識を活かしたい
中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家で、日本唯一のコンサルタント国家資格です。
公認会計士試験との関連:
- 1次試験に「財務・会計」科目がある
- 公認会計士試験の勉強が直接活かせる
- 難易度は公認会計士より低い
メリット:
- コンサルティングファーム、会計事務所、公的機関、一般企業など幅広い就職先
- 独立開業も可能
- 中小企業という幅広い対象に関われる
選択肢7. USCPA(米国公認会計士)への転向
こんな人におすすめ:
- 会計士という資格にこだわりがある
- 英語力がある、または英語を学びたい
- グローバルに活躍したい
- 日本の公認会計士よりハードルを下げたい
USCPA(米国公認会計士)は、米国各州が認定する公認会計士資格です。
日本の公認会計士との違い:
| 項目 | USCPA | 日本の公認会計士 |
|---|---|---|
| 試験言語 | 英語 | 日本語 |
| 試験形式 | コンピューター試験(CBT) | 筆記試験 |
| 合格方式 | 絶対評価(75点以上) | 相対評価 |
| 勉強時間 | 1,200〜1,500時間 | 3,000〜4,000時間 |
| 難易度 | やや低い | 高い |
メリット:
- 日本でも監査法人、コンサルティングファーム、外資系企業で評価される
- 日本の公認会計士より難易度が低い
- 働きながら取得可能
- 公認会計士試験の財務会計・監査論の知識が活かせる
デメリット:
- 英語の試験のため、ある程度の英語力が必要
- 日本の公認会計士資格とは別物(監査業務は制限あり)
USCPA取得を目指すなら、専門校アビタスがおすすめです。日本語教材で基礎から学べ、合格まで徹底サポートします。
選択肢8. 就職しながら勉強を続ける【ハイブリッド戦略】
こんな人におすすめ:
- 資格取得を完全に諦めきれない
- 金銭的・精神的な安定が欲しい
- 実務経験を積みながら勉強したい
「挫折」ではなく「戦略的な方向転換」として、就職しながら勉強を続ける選択肢もあります。
具体的なパターン:
- 監査法人に監査補助者として就職 → 働きながら論文式を目指す
- 一般企業の経理部門に就職 → 働きながら税理士を目指す
- 会計事務所に就職 → 働きながらUSCPAを取得
メリット:
- 収入を得ながら勉強できる(精神的・金銭的な安心)
- 実務経験が試験勉強に役立つ
- 万が一資格を取得できなくても、職歴がある
デメリット:
- 勉強時間の確保が困難
- 合格まで時間がかかる(5〜10年など)
よくある質問(FAQ)

Q1. 公認会計士試験の挫折率はどのくらいですか?
A. 公式な統計はありませんが、予備校関係者や合格者の証言によると、受験を開始した人の約70%が合格前に撤退していると言われています。
願書提出者の合格率は7〜10%程度ですが、願書提出前に断念した人を含めると、実際の合格率はさらに低くなります。
Q2. 何年勉強しても受からない場合、いつ諦めるべきですか?
A. 明確な「正解」はありませんが、以下の基準を参考にしてください:
- 年齢と就職市場:30代以降は就職が厳しくなる傾向があります
- 金銭的余裕:貯金が底をつく前に撤退を検討すべきです
- 進捗状況:3年経っても短答式に合格できない場合は、適性を疑う必要があります
- メンタル状態:精神的に限界を感じたら、一旦距離を置くことも重要です
私のアドバイスとしては、事前に「〇年で合格できなければ撤退する」という期限を決めておくことをおすすめします。
期限があることで、その期間は全力で挑戦できますし、撤退時も納得感を持って次のステップに進めます。
Q3. 短答式だけ合格している状態で就職できますか?
A. はい、可能です。
特に監査法人では短答式合格者を「監査補助者」として採用しているケースが多くあります。
監査法人によっては:
- 短答式合格者向けの採用枠がある
- 働きながら論文式合格を目指せるサポート制度がある
- 論文式合格後に正式な会計士として登用される
また、一般企業の経理部門でも、短答式合格は「高度な会計知識の証明」として評価されます。
Q4. 公認会計士を諦めて後悔しませんか?
A. 「後悔するかどうか」は、諦めた後にどう行動するかによって決まります。
後悔する人の特徴:
- 諦めた後、何もせずダラダラ過ごす
- 「あのとき続けていれば…」と過去ばかり見る
- 新しい目標を設定しない
後悔しない人の特徴:
- 次の明確な目標を設定し、前に進む
- 公認会計士試験で学んだ知識を別の形で活かす
- 「挑戦したこと自体が財産」と前向きに捉える
実際に、公認会計士を諦めて別のキャリアで成功している人は多くいます。重要なのは「諦める」ではなく「方向転換」という捉え方です。
Q5. 30代で公認会計士試験に挫折したらどうすればいいですか?
A. 30代の場合、社会人経験があるという大きな強みがあります。
おすすめの選択肢:
- 経理・財務職への転職:公認会計士試験の知識+社会人経験は高評価されます
- 税理士への転向:科目合格制なので、働きながら取得可能
- USCPA取得:難易度が下がり、働きながら取得できる
- 現職でのキャリアアップ:会計知識を活かして管理職を目指す
30代は「遅すぎる」年齢では決してありません。むしろ、社会人経験と会計知識の組み合わせは、市場価値が高いです。
挫折した後に大切なこと
公認会計士試験で学んだ知識と経験は、決して無駄にはなりません。
- 財務会計・管理会計の知識 → 経理・財務職で活躍
- 膨大な勉強をやり遂げた経験 → 忍耐力・計画力の証明
- 難関試験に挑戦した姿勢 → 向上心・チャレンジ精神のアピール
重要なのは、挫折から何を学び、次にどう活かすかです。
立ち止まらず、新しい目標に向かって前進してください。
最後に
私は年間300人以上の学生を見てきて、「公認会計士に合格すること」よりも「自分に合ったキャリアを見つけること」の方が重要だと考えています。
公認会計士はあくまで選択肢の1つです。挫折を恐れず、自分らしいキャリアを築いてください。
応援しています!
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