ネット証券大手の楽天証券とSBI証券はどっちが良いの?
詳しい人に聞きたい!
証券口座を開設するならば、手数料が安く、取り扱い商品が圧倒的に多い断然ネット証券一択です。
インターネットで検索すると楽天証券とSBI証券がおすすめ!とありますね。
しかし、どちらの証券会社が良いのか難しくてわかりませんよね。
私は会計・金融を専門とし、金融リテラシー講義を大学生に提供している大学教員です。
この記事では投資初心者向けにどちらの証券会社がおすすめなのか、わかりやすく簡潔にお伝えします!
記事の執筆者
・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。
・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。
この記事の結論は以下の通りです。
楽天経済圏利用者は楽天証券がおすすめ。
それ以外の人はSBI証券がおすすめ。
楽天証券は楽天ポイントが貯まりやすく、楽天ポイント投資が可能なネット証券です。
楽天経済圏の人は、ポイント投資がやりやすくポイントも貯まる楽天証券がおすすめです。
SBI証券の最大の特徴はポイント還元率の高さです。特に。投資残高に応じて最大0.2%のポイントが付きます。
楽天経済圏以外の人はSBI証券が還元率の高さでおすすめのネット証券になります。
株式投資は早く始めるほど、複利の効果を経て投資の恩恵をうけることができます。
証券口座開設自体は無料でできますので、気になったらすぐに口座開設しましょう!
楽天証券口座の開設はこちらから
SBI証券口座の開設はこちらから
株式投資初心者が株式投資で注意すべき点は以下の記事でまとめています。
こちらも読んで、株式投資で成功する方法について知ったうえで始めましょう。
ネット証券とは
ネット証券とは、ネットの操作だけで取引を完了できる証券会社のことです。
証券口座を持つなら現在はネット証券一択になります。
ネット証券大手で人気のある会社は楽天証券とSBI証券の2つになります。
以下ではこの2社についてわかりやすく簡潔に解説します。
楽天証券とSBI証券の概要|ネット証券界の二大巨頭
楽天グループの証券会社
証券口座開設数800万!
楽天ポイントで投資ができる人気のネット証券。
証券口座開設数は845万とネット証券No.1。
投資信託の取扱数やIPOの取り扱い実績が多い人気のネット証券。
楽天証券とSBI証券は、個人投資家からの支持が圧倒的に高い大手ネット証券です。
どちらも800万以上の口座開設数を誇る、人気も高いです。
どちらともおすすめできるネット証券ですので、どちらを選んでも間違いありません。
「強いて言うならどちらがおすすめ?」と疑問をお持ちの方は、以下の【比較】表を使って合っている方を選んでくださいね。
【比較】楽天証券とSBI証券
楽天証券 | SBI証券 | |
証券総合口座数 | 800万 | 845万 |
国内株式手数料 | ~5万円:55円 ~10万円:99円 ~20万円:115円 | ~5万円:55円 ~10万円:99円 ~20万円:115円 |
米国株式手数料 | 約定代金の0.495% | 約定代金の0.495% |
ポイント投資 | 国内株式 投資信託 バイナリーオプション 楽天グループ各社 | 投資信託の買い付け (Tポイントのみ使用可) |
ポイント | 楽天ポイント 楽天証券ポイント | Tポイント Pontaポイント dポイント Vポイント |
株式取引の ポイント還元率 | 手数料の1.0% | 手数料の1.1%(スタンダードプラン) |
投資信託の ポイント還元率 | 残高に対して10~500ポイント (1回ずつ) (詳細はこちら) | 【通常銘柄】 1,000万円未満:年率0.1% 1,000万円以上:年率0.2% 【指定銘柄】 eMAXIS Slim 全世界株式:0.0462% eMASIS Slim米国株式(S&P500):0.0374% |
クレジットカードによる積立購入 | 楽天カード、楽天キャッシュ:0.2% (代行手数料が年率0.4%未満 のファンド) ※2023年6月から0.2%→0.5%に変更 1.0% (代行手数料が年率0.4%以上 のファンド) | 三井住友カード(NL)、東急カード、 高島屋カード:0.5% 三井住友カードゴールド(NL):1.0% 三井住友カード(プラチナ):2.0% |
投資信託取り扱い本数 | 2,656本 | 2,662本 |
NISA/つみたてNISA | 〇 | 〇 |
iDeCo | 〇 | 〇 |
iDeCo口座管理手数料 | 171円/月 | 171円/月 |
IPO取扱実績数(2021年) | 74社 | 86社 |
銀行口座との連携 | 楽天銀行 証券口座連携で預金金利が 0.02%→0.1%(300万円以下) 0.02%→0.04%(300万円以上) | 住信SBIネット銀行 証券口座連携で預金金利が 0.001%→0.01% |
その他サービス | 日経テレコン(楽天証券版)無料 iSPEED 無料 楽天市場でポイント倍率アップ (ポイント投資【投資信託】+0.5倍) (ポイント投資【米国株】+0.5倍) | 25歳以下は国内株式購入 手数料が無料 |
表の赤字部分は、2社を比較して優れているポイントになります。
上記の強みを考慮すると、次のような結論が導けます。
楽天経済圏利用者は楽天証券がおすすめ。
それ以外の人あるいはポイント還元を最大化したい人はSBI証券がおすすめ。
なお、楽天証券利用者でも保有残高がかなり大きくなってきたら、残高に対してポイントがつくSBI証券に移管をするのもおすすめです。
移管は、投資信託であれば1銘柄3,300円で可能です。
楽天証券口座の開設はこちらから
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積立投資はSBI証券がお得|ポイント還元が高い
楽天証券もSBI証券もどちらもおすすめのネット証券です。
ただし、積立投資のポイント還元でみるとSBI証券の方がお得になります。
積立投資のポイント還元率
楽天証券とSBI証券は投資信託の積立投資のクレジットカード決済でポイント還元を実施しています。
楽天証券 | SBI証券 | |
ポイント還元率 | ◆楽天カードでの決済 0.2%(代行手数料が年率0.4%未満) 1.0%(代行手数料が年率0.4%以上) ◆楽天キャッシュでの決済 0.5%(積立設定も可) | ◆三井住友カードでの決済 プラチナカード(年会費55,000円): 2% ゴールドカード(年会費:5,500円):1% 通常NL(年会費無料):0.5% |
積立投資で人気のeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)などeMAXISシリーズで検討してみましょう。
楽天証券では、この楽天カードでの積立投資のポイント還元率が0.2%となります(楽天キャッシュは0.5%)。
なお、2023年6月から楽天カードによる積立投資のポイント還元率は0.5%に変更されます(楽天HP)。
一方、三井住友カードの場合、通常NLカードで0.5%、ゴールドカードで1%還元です。
なお、三井住友ゴールドカードの年会費は5,500円ですが初年度に年間100万円以上の利用(※積立投資額は利用金額に含まれない)で、永年無料になります。
これを使えば、1%還元が無料でできるためSBI証券の方が積立投資のポイント還元率は高くなります。
投資積立額に対するポイント還元|SBIの投信マイレージはすごい
SBI証券では投資金額に応じたポイント還元が充実しています。
楽天証券では、達成した投資金額に対して1回のみ楽天ポイントが付与されます。
楽天証券 | SBI証券 | |
ポイント還元率 | 月末残高 10万円達成:10ポイント 30万円達成:30ポイント 50万円:50ポイント 100万円:100ポイント 200万円:100ポイント 300万円:100ポイント 400万円:100ポイント 500万円:100ポイント 1,000万円:500ポイント 2,000万円:500ポイント | 【通常銘柄】 1,000万円未満:0.1% 1,000万円以上:0.2% 主な銘柄:iFreeNEXT NASDAQ100 【指定銘柄】 eMAXIS Slim 全世界株式 (除く日本、3地域均等型、オルカン):0.0462% eMAXIS Slim米国株式(S&P500):0.0374% |
SBI証券でeMAXIS Slim米国株式(S&P500)をもつと、残高に応じて年率0.0374%のポイント還元が受けられます。
例えば、これを300万円保有すると、300万円×0.0374%=1,122円のポイント還元を毎年受け取れます。
ポイント還元はTポイントやPontaポイント、dポイント、JALのマイル(マイルは0.5倍)から選べます。
この残高に応じたポイント還元はSBI証券が非常にお得になっています。
結論|楽天証券とSBI証券はどちらがおすすめ
楽天証券とSBI証券はどちらもおすすめできるネット証券です。
どちらで口座開設しても間違いありませんが、
楽天経済圏利用者は楽天証券、それ以外の人はSBI証券で口座開設
をしておけば間違いありません。
ちなみに私は楽天経済圏利用者なので、楽天証券の口座を開設しています。
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皆様の株式投資が上手くいくこと祈っています!
株式投資に成功するための注意点はこちらの記事で解説しているので併せてご覧下さい。