公認会計士試験は文系の資格だと聞いたんだけど、理系でも取れる?
理系だと合格は難しいの?
公認会計士は難易度の高い資格です。
また、簿記や財務会計などが中心になるため、文系よりの学習分野になっています。
資格を取得できれば、就職の際にも有利になり、選択肢も広がるため、学生はもちろん、社会人でも目指すことができます。
公認会計士試験は文系の学習分野から問題が出題されるため、理系には不利なのと感じる方もいらっしゃると思います。
一方、数字を扱うため「理系の方が有利?」といった疑問を感じる人もいるでしょう。
私は年間300人以上の学生に簿記を教えている大学教員です。
この記事では公認会計士になるのに理系は有利なのか、不利なのかについて解説していきます!
記事の執筆者
・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。
・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。
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理系が公認会計士を目指すメリットとは?
公認会計士の主な試験内容は会計学や監査論、企業法、税法、経営学などです。
大学で言うと商学、経営学、経済学部などが勉強する内容が出るので、文系の方が有利に思われます。
理系の方は試験内容的には不利なように思えますが、公認会計士になれないわけではありません。
理系ならではの以下のメリットもあるため、その点について内容を紹介しましょう。
- 論理的な思考力
- 就職後に理系の知識が活きる
- 公認会計士試験で有利な場合がある
論理的な思考によって物事を考えられる
理系の人は数理的に物事を捉えるため、論理的に考えることや客観的に考えることが得意です。
公認会計士でも、財務諸表監査をする際には、証拠に基づいて理論構成を立て、順序よく物事を積み上げて考える業務があります。
また、公認会計士でも論理的に考えて、答えを導く能力は必要です。
論理的な思考というのは直ぐに身に付けられるわけではなく、学習習慣などの普段の考え方から徐々に身に付きます。
理系にとっては普段の講義や学習などから論理的に考える機会が多いことから、自然に行える方も多いでしょう。
そのため、公認会計士の業務を行う際は理系にとっては大きなメリットになります。
就職後に理系の知識が活きる
理系の人の場合は、公認会計士として就職した後に力を発揮しやすい特徴もあります。
公認会計士では数字の計算を行うことはもちろん、クライアントと会話するときに一定の知識が必要になる場合は多いです。
例えば、燃料電池などの開発をしている会社であれば、コストの見積もりや判断をするときに、専門的分野の知識が必要になります。
その際、理系で専攻していた知識があり、燃料電池についての専門的な知識もあれば、スムーズなコミュニケーションを行って業務をすることが可能です。
理系の場合は金融機関やIT企業などに就職する機会もありますが、その際に公認会計士に資格を取得していることで、会計業務も行うことができるので、仕事の幅を広げることもできます。
財務データの背景にある技術を理解できるのは理系であるため、就職後に大きなプラスになる可能性はあるでしょう。
公認会計士の試験でも有利に働くことがある
理系の人の場合は、公認会計士の試験でも有利になる場合があります。
理系の人は大学受験の際に事象を数値化することや数式で答えを導くように学習する人が多いため、考え方は上記で紹介したように論理的になるでしょう。
公認会計士の試験では会計学や経営学などがありますが、原価計算やファイナンスの勉強は、計算問題もありつつ、化学のように数式を使うような内容もあるため複雑です。
しかし、理系の人であれば大学受験の際にすでに経験している似たような問題でもあるため、一般の人よりは抵抗や難しさを感じにくい点があります。
また、企業法などの法律科目は数学の証明問題に似ている部分もあり、答えを導く際にやりやすさを感じる人もいるかもしれません。
理系の方の場合は、公認会計士の試験は大学受験ですでに経験している雰囲気や問題になるため、抵抗を感じにくいメリットもあります。
理系の方が公認会計士を目指す際のデメリット
理系の方でも公認会計士になることはできますが、デメリットはもちろんあります。
どのようなデメリットがあるのか把握して、目指してみるのがおすすめです。
理系の方にとっては以下の2点について理解しておく必要があるでしょう。
- 学習内容に馴染みがない
- 学習内容は暗記系が多い
学習内容に馴染みがない
公認会計士の内容は会計学を始めとして、どれも専門科目になります。
理系分野と似た科目もありますが、ほとんどは内容が異なるので、学習に馴染みがないと言えます。
公認会計士を始める際に、理系の人は基礎から学習していく必要があるので、勉強時間も多く確保しなくてはいけない場合もあるでしょう。
もちろん、理系や文系関係なく、一般用に初心者向けの参考書、また予備校に通うならカリキュラムも準備されているので、学習していくスタイルは自分に合う方法を選べます。
ただ、理系の人の場合は学習方法や感覚を掴むのに時間がかかることも予想されるため、大学の勉強とのバランスを取る点でも大変になる可能性もあるでしょう。
学習内容は暗記系が多い
公認会計士の学習は暗記がたくさんあります。
公認会計士は専門用語がたくさんあるため、試験勉強の際は単語を覚えることも重要です。
ただ、理系の人は論理的に考えて答えを導くことは得意でも、暗記するのは苦手な人も多いです。
学習していると社会のような科目ばかりに思えてしまい、勉強することに苦痛を感じる人もいます。
また、公認会計士の場合は膨大な知識を得て応用することもあり、多くのパターンがあります。
そのパターンについても暗記しなくてはいけないので、覚えることはたくさんです。
理系の人にとっては暗記数の多さによって、途中で断念してしまう可能性もあるでしょう。
理系の人で公認会計士を目指す点でのポイントとは?
公認会計士の学習問題から合格している人も文系が多いので、理系の人には合わないことも予想されます。
しかし、公認会計士は所有していて損はなくプラスになることが多いので、合格を目指すのは目標としてもおすすめです。
理系の人が公認会計士の合格を目指すのであれば、以下のポイントを押さえておくことが大事です。その内容について紹介しましょう。
- 計画的に勉強時間を確保する
- 予備校に通うことを検討する(合格者の多くは予備校出身)
計画的に勉強時間を確保する
理系の方は、計画的に勉強時間を確保するのが大事です。
公認会計士は基本的に多くの勉強時間が必要であり、2,000〜3,000時間必要であると言われています。
大学生の方であれば、大学講義に必要な時間を考慮して、学習計画を練る必要があるでしょう。
また、社会人の方であれば、日中は仕事で勉強時間が取れないため、より綿密な学習計画が必要です。
予備校に通うのも1つの方法
理系の方で勉強時間を確保する際は、予備校に通うのも1つの方法です。
公認会計士は効率よく学習しするのがポイントですが、難易度が高いため独学では難しい部分もあります。
予備校であれば専門の講師が付いているので、学習もカリキュラムを組んでポイントを押さえて指導してくれます。
また、分からない点は質問して徹底的に教えてくれるので、理解できるスピードも速いでしょう。
費用の面がネックになるため、その点を考慮して計画してください。
理系の人も公認会計士の合格を目指そう
理系の方も公認会計士の資格合格を目指すことは可能です。
公認会計士になるためには試験に合格する必要があるので、効率よく勉強することがポイントです。
就職など将来的な面で有利になるために、ぜひ今から計画してみましょう。
公認会計士試験に効率的に合格したい方はスクールを利用しましょう。
公認会計士合格者の60%がCPA会計学院出身です。
2024年の合格者数973人、合格者占有率は60.7%と脅威の合格実績を誇るCPA会計学院。
なんと公認会計士講座入門テキスト・問題集と講義動画を無料で配布しています。
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