簿記2級はビジネス資格として認知度も高く、企業から最も求められる資格の1つです。
簿記は3級から受験するのが一般的ですが、いきなり簿記2級を受験することも可能だということをご存知でしょうか。
しかし、簿記2級は出題範囲も広く、3級を飛ばしていきなり簿記2級に合格することは簡単ではありません。
一方でいきなり簿記2級を受験するメリットは多くあり、合格者も一定数いることは事実です。
今回は簿記2級をいきなり受験するメリットやデメリット、合格するコツなどを紹介していきます。
記事の執筆者
・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。
・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。
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簿記2級をいきなり受験しても問題ない?
簿記2級には受験資格がないので、簿記3級を取得していなくても受験することが可能です。
日商簿記を主催する商工会議所のホームページにも以下のような記載があります。
Q2 受験するための条件はありますか?
商工会議所の検定試験では、学歴、年齢、性別、国籍は一切問いません。
DCプランナー1級やEC実践能力検定2級以上、日商マスターなど、一部の上級試験を除けば、誰でも受験することができます。
小学生から大学生、社会人、主婦、高齢の方まで、幅広い方々が、専門的な知識・スキルを身につけて活躍するために、また、自分自身のステップアップに役立てるために活用しています。
出所 商工会議所HP「検定試験Q&A」
簿記2級いきなり受験のメリットとデメリット
簿記2級をいきなり受験することに問題はなく、メリットも多くあります。
しかし、簿記2級のいきなり受験にはデメリットもあるので、両方を把握しておきましょう。
簿記2級をいきなり受験するメリット
いきなり受験は、時間と費用の節約が大きなメリットになります。具体的には以下の通りです。
- 勉強時間を減らすことができる。
- 教材費用を安くすることができる。
- 受験費用を節約できる。
簿記2級を取得するまでの勉強時間を減らすことができる
簿記3級の商業簿記の対象は「自営業」ですが、簿記2級は「株式会社」を対象としています。
そのため、会計処理の方法も多少異なります。
簿記2級をいきなり受験することで、簿記3級用の対策に必要な時間を減らすことができます。
一方で、基本的には簿記3級の基礎知識は必要なので、完全に簿記3級の勉強をしなくても良いわけではありません。
教材費用を安くすることができる
簿記3級を受験しないのであれば、簿記3級用の問題集を購入する必要がありません。
そのため、いきなり簿記2級に挑戦することで教材にかかる費用を節約することができます。
問題集や補助教材でおよそ3,000円程度の節約になります。
また、通信講座を利用する場合も同様です。
簿記3級の知識がなく不安な場合、多くの簿記講座には「3級・2級セットコース」が用意されているので、こちらを選択すれば単品よりもお得な値段で受講できます。
受験費用を節約できる
いきなり簿記2級を受験すれば、簿記3級の受験費用が必要ありません。
簿記3級の受験料は2,850円なので、これに交通費を合わせて3,000円程度節約できます。
簿記2級をいきなり受験するデメリット
いきなり受験のデメリットは簿記2級の難易度の高さが要因になっています。
簿記の基礎知識が乏しく、少しでも不安のある人はデメリットをしっかり把握してください。
不合格になり、資格取得ができない可能性が高くなる
簿記3級の平均合格率が40%前後であるのに対し、簿記2級の平均合格率は約20%であり、難易度の差は歴然です。
さらに簿記2級をいきなり受験するということは、基礎知識が不十分のため、さらに合格が厳しくなるでしょう。
自信がある人は問題ありませんが、いきなり受験に不安がある場合は、まずは簿記3級の資格を確実に手に入れるというのも1つの手です。
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不合格を繰り返すと結局お金がかかる
簿記2級をいきなり受験するメリットとして、教材費や受験料の節約があるとお伝えしました。
しかし、これは1回で合格できた場合です。
簿記3級の受験料2,850円に対し、簿記2級の受験料は4,720円と高くなります。
簿記2級で不合格になり再受験をするよりは、簿記3級で基本知識を身につけてから簿記2級に挑んだ方が結果として費用がかからないです。
①簿記3級(2,850円)に合格して、簿記2級(4,720円)に合格した場合の検定料合計:7,570円
②簿記2級にいきなり挑戦し、一度失敗して再受験で合格した場合の検定料合計:9,440円
さらに再受験となると問題集や補助教材を買い足すことにもなるので、教材費用もかさみます。
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勉強が思うように進まず挫折しやすい
簿記2級は、簿記3級の対象である商業簿記に加えて工業簿記の知識も必要になり、参考書を1冊読み終えるだけでも相当な時間が必要です。
さらに商業簿記に関しても3級の知識があることを前提とした応用問題が出題されるため、解説を理解するのに時間がかかってしまいます。
そのため、勉強が思うように進まないことで挫折してしまう可能性が高いです。
簿記3級を受験していないことで、専門用語や独特の計算方法に慣れていないことも1つの原因です。
簿記2級のいきなり受験が向く人と向かない人
簿記2級のいきなり受験にはメリットが多い反面、その難しさから生じるデメリットも存在します。
それでは、いきなり受験が向く人と向かない人はどのような違いがあるのでしょうか。
いきなり受験に向いているかどうかの判断ポイントは主に以下の3つになります。
毎日コツコツ勉強できるかどうか
簿記は毎日コツコツと勉強して問題に慣れていくことがとても大事になります。
そのため継続して勉強ができる人は、いきなり受験に向いていると言えます。
逆に手を動かすことを面倒に感じる人や、積み重ねの勉強が苦手な人はいきなり受験には向いていないでしょう。
難しいと感じた時にすぐに諦めない強さがあるかどうか
簿記2級は難しい勘定科目が増え問題も複雑な上、商業簿記と工業簿記の2科目を勉強する必要があります。
さらに、テキストを読んでインプットが終わっても、問題を解き始めると全然解けないということがよくあります。
そのため、いきなり受験に向いている人は、過去問を解いて点数が取れなかったとしても諦めずに繰り返し勉強できる人になります。
すぐに諦めてしまう人は合格することが難しいでしょう。
受験までにある程度の勉強時間を確保できるかどうか
簿記2級をいきなり受験する場合でも、簿記の基礎を身につけるために必ず簿記3級の勉強が必要になります。
焦って簿記2級のテキストから手を出してしまうと、わからないことが多すぎて挫折する可能性が非常に高いです。
そのため、受験までに勉強時間が確保できない場合はいきなり受験には向いていません。
いきなり受験で合格するには
簿記2級をいきなり受験し合格することは簡単ではありませんが、いきなり受験に挑戦しようと決めた場合は、合格するための3つのポイントを押さえておいてください。
簿記3級の内容をしっかり勉強して理解することから始める
簿記3級の内容は簿記の基礎ですので、3級の内容を理解できていないと、2級のテキストはなかなか理解できません。
いきなり2級を受験する場合でも3級の勉強から始めた方が合格への近道となります。
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講座を受講して効率よく勉強する
簿記2級は勉強する範囲がとても広いので、重要ポイントを絞って解説してくれる講座の受講がおすすめです。
簿記講座は質問サポート付きのものも多く提供されており、わからない点をすぐに解決できるため、スピード感をもって勉強することができます。
3級の知識がない場合は簿記3級2級セット講座を受講すると良いです。
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パソコン操作に強いのであればネット受験も検討する
3級と2級の簿記試験は従来のペーパー形式である統一試験に加え、2020年からネット試験での受験ができるようになりました。
統一試験は年3回しかありませんが、ネット試験はほぼ毎日開催され、試験日を自由に決めることができます。
簿記2級にいきなり受験する場合は、試験勉強に必要な時間を想定することが難しいので、ある程度自信をつけてからネット試験に申し込むのも1つの手です。
一方、パソコンが使い慣れない方は解答しにくく、パソコン画面にメモができないなどのデメリットもあるので注意が必要です。
簿記2級の合格者の声
実際に簿記2級に合格した人は、どのような方法で行い、どの程度勉強時間をとっているのでしょうか。
Twitterで簿記2級に合格した人をみてみると、勉強時間や方法は様々です。
3級から着実にステップを踏んで2ヶ月半で合格している方もいれば、1年3ヶ月を要したという人も。
また、1ヶ月の独学で簿記2級のいきなり受験に合格したという声もありました。
このように、簿記2級の合格への道筋は様々であり、いきなり受験が可能かどうかは個人の能力や前提知識によるところが大きいといえます。
簿記2級にいきなり受験|まとめ
いきなり簿記2級を受験するメリットは多くありますが、簡単ではありません。
簿記3級から着実にステップを踏むのか、いきなり簿記2級に挑戦するのかは、個人の性格や能力次第でもあります。
自分に最適な方法で簿記2級の合格を目指してください。
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