簿記3級に2週間で合格は十分可能|効果的な勉強方法

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簿記3級

簿記3級って2週間の短期間で合格できるの?

気づいたら簿記3級の試験まで2週間しか残ってないのだけど、大丈夫?

簿記3級は2週間で合格できるのか。

結論から言うと、合格することは可能です。

しかし、短期間での合格を目指すことになるので事前に学習計画を練っておく必要があります。

やみくもに勉強すると不合格になる可能性が高いので、気を付けておきましょう。

私は年間300人の大学生に簿記を教えている大学教員です。

この記事では簿記を教える大学教員が2週間簿記3級に合格する方法についてお伝えします!

この記事でわかること

①簿記3級の問題構成と2週間で合格するための対策

②2週間で簿記3級に合格するためのスケジュールと学習計画

記事の執筆者

会計ラボ
会計ラボ

・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。

・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。

2週間で合格を目指すためのタイムスケジュールは次の通りです。

①1週間目:問題集を中心に学習範囲を終わらせる

②2週間目:模擬問題を中心に解き、本番の試験に慣れる

簿記3級の効果的な学習方法は以下の記事で詳しく解説しています。

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簿記3級のおすすめ通信講座は以下の記事で詳しく紹介しています。

簿記学習には電卓が必須!試験前にいきなり電卓を使うのではなく、普段の勉強で使いましょう。

そうしないと試験本番で電卓が思うように使えません。

簿記検定でおすすめの電卓は以下で詳しく解説しています。

簿記3級に2週間で合格するために|準備するもの

簿記3級に合格するために以下のものをまず準備しましょう。

  • 電卓
  • 筆記用具
  • 簿記3級テキスト
  • 問題集(ワークブック)
  • 模擬問題

簿記3級に2週間に合格するためには、何よりも問題演習が重要です。

問題集(ワークブック)は必ず利用するので、準備しておきましょう。

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電卓|自分の手に合った大きさのものを準備

簿記の試験では電卓が利用できます。

普段の学習で電卓を利用しておくと、電卓を早く打つことができるようになります。

そのため、勉強する前に必ず電卓を準備しておきましょう。

電卓を購入するにあたっては以下のものを選びましょう。

  • 自分の手の大きさに合った大きさ、指の太さに合ったキーの大きさであること
  • キーは凹凸がしっかりあり、叩き心地が良くレスポンスが良いものであること
  • 数字が見やすく12桁数のもの
  • 重量があるもの

筆記用具

普通の筆記用具でも構いませんが、転がりにくい筆記具と信頼できる消しゴムがあると良いです。

試験当日は落としたりすることに備えて複数セット準備します。

また、勉強の時には蛍光マーカーがあると便利です。

テキストと問題集

テキストとワークブックは最新のものを準備しましょう。

簿記3級は毎年出題範囲が改訂されます。

古いものを使うと、試験で失敗することがあるので必ず最新のものを準備します。

おすすめの簿記3級テキスト&問題集は以下の記事で解説しています。

簿記3級に2週間で合格するためのスケジュール

簿記3級に2週間で合格することは十分に可能です。

簿記3級に合格するには100時間ほどの学習時間が必要といわれます。

およそ1日7時間の勉強ができれば良い計算です。

とはいっても、1日7時間もの勉強時間を確保できないこともあると思います。

この記事では1日4時間の勉強でも十分に合格を狙える勉強方法をお伝えします。

それは、問題演習を中心に行う勉強方法です。

最初の1週間は、テキストを理解しながら各論点の問題演習を行いましょう。

1週間で終わらせられるよう、学習してください。

2週目は合格トレーニングを使って問題演習を行います。

具体的なスケジュールは次の通りです。

スケジュール
1日目簿記の基礎&財務諸表(序章・第1章)
2日目簿記の全体像&基本的な取引と勘定科目(第2章・第3章)
3日目商品売買(第4章)
4日目現金預金(第5章)
5日目固定資産&資金の賃貸借(第6章・7章)
6日目給料&その他の取引(第8章・9章)
7日目決算Ⅰ・Ⅱ(第11章・12章)
8日目決算Ⅲ・Ⅳ(第13章・14章)
9~10日目決算を徹底演習&復習
11日目伝票(第10章)&問題演習
12日目模擬問題の第2問を意識した演習&復習
13日目本番と同様に60分で模擬問題を演習

なお、このスケジュールはCPA会計学院の無料テキストをベースにしたものです。

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1週目|テキスト&ワークブックを終わらせる

短時間で合格するためには、テキストを読み、問題演習をやり抜くことが重要です。

「なぜ」を理解しようとすると時間が足りなくなるので、問題演習を徹底してください。

簿記は覚えるものではなく、身に付けるもの。

身に付けるには徹底的な問題演習が大切です。

問題集の演習を通じて間違えた問題は、マーカーでチェックしておき、後で必ず復習をしておいてくださいね。

2週目|模擬問題を解く

2週目は模擬問題をひたすら解きます。

過去問題は現在手に入れるのが難しいですが、各予備校が模擬問題テキストを出版しています。

模擬問題は過去問題を基に作られているので、解くことで出題のパターンがわかります。

また、本番の時間配分を掴むことができるようになります。

簿記3級に2週間で合格するための勉強法|ワークブック中心に学習する

簿記3級に短期間で合格するためには問題演習を徹底的に行うのが大切です。

そのため、テキストだけはなくワークブックを使って勉強しましょう。

ワークブックを使った勉強法のポイントは以下の3点です。

  • 自分のイメージと違っていたところを学習する
  • マーカーなどを使う
  • わからなかったらすぐに解答を見る
  • 検定試験で使用される勘定科目一覧表をコピーしておく

ワークブックを進めていくと、よく間違える問題とそうでないものの傾向がみえてきます。

正答率が高い問題の演習を繰り返すのは時間の無駄になります。

間違えた問題を中心に徹底的に復習してください。

間違った問題にはマーカーを使って、わかるようにしておきましょう。

勉強をし始めてすぐは、会計専門用語が頭に入ってないので、難しく感じます。

勉強開始1週間目は、検定試験で使用される勘定科目の一覧表をコピーしておき、手元に置いてすぐ見れるようにしておくのがおすすめです。

ワークブックを使って勉強するときに、いちいち一覧表のページを探して開く手間が省けます。

簿記3級を2週間で合格するときの関門|難しい論点

簿記3級にはいくつか難しいポイントがあります。

2週間の時間しかないため、事前に知っておくといざ勉強する時に安心ですよ。

簿記3級の難しい論点
  • 見越しと繰延べ
  • 三分法
  • 減価償却費

見越しと繰延べ

見越しとは、利用したのにお金の支払いが発生していない費用や、サービスを提供したのにお金をもらっていない収益を追加計上する処理です。

一方、繰延べとは、先払いしているがまだ利用してないサービスの費用や、前受けしているがまだサービスを提供していない収益を控除する処理をいいます。

初めて読んだ人は、上記の文章を理解するのは難しく感じるでしょう。

以下のように整理しておくと、簡単に覚えることができます。

  • 見越し・・・未払〇〇、未収〇〇 →すべて頭文字が「み」で始まる
  • 繰延べ・・・前払〇〇、前受〇〇

問題文で見越し処理をしたと出てきましたら「み」で始まる未払か未収だなと自動的にわかります。

見越しか繰延べしかないので見越しの方だけ覚えれば簡単ですね。

三分法

三分法とは、商品売買の取引を「仕入」、「売上」、「繰越商品」の3つの勘定科目に分けて仕訳する方法です。

三分法を使うと期中の仕訳が簡単になる代わりに、決算において売上原価を算定する必要が生じます。

この決算仕訳は簿記3級の第3問で必ず出題されます。

仕組みを理解すると複雑でわかりにくいので、2週間という短期間での合格を目指す上では、以下のように仕訳を暗記しておくとスムーズです。

仕入 ××× / 繰越商品(期首商品棚卸高)

繰越商品(期末商品棚卸高) ××× / 仕入 ×××

左上の仕訳から順に「しー・くり・くり・しー」と覚える。

減価償却費

簿記3級の検定試験で一番難しいのが減価償却費の計算です。

そして、減価償却費の計算は必ず簿記3級で出題されます。

複雑な計算が出題されることもあるので、ここが大きな関門になります。

問題演習をしっかりやっておくのが大切。

なお、最新の簿記3級の試験範囲では、間接法&定額法しか出題されません。

そのため、最新の簿記テキスト&問題集を利用しないと無駄に他の計算方法を勉強することになるので気を付けておきましょう!

簿記3級を2週間で合格する方法|まとめ

簿記3級を2週間で合格することは不可能ではありません。

しかし、短期集中で勉強時間をしっかりと確保して勉強することが求められます。

学習は問題集を中心に「習うより慣れろ」を念頭に置いて学習するのが効果的です。

以下の点を意識して学習しましょう。

①1週間目:問題集を中心に学習範囲を終わらせる

②2週間目:模擬問題を中心に解き、本番の試験に慣れる

問題演習をしっかり行って2週間での簿記3級の短期合格を達成してくださいね!

皆さんの勉強が実ること心から祈っています!

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