簿記3級なめてた|大学教員が解説する原因3選と合格のための勉強方法

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簿記3級

簿記3級って簡単に取れる資格なんでしょ?

少し勉強しておけば余裕で試験に合格できるよね。

簿記3級は簿記の登竜門とも呼ばれ、最もメジャーな簿記資格です。

簿記の勉強を通じて、ビジネスや日常生活でも役立つ知識を身に付けることができます。

就職活動など仕事でも幅広く活かせるため、簿記3級はとても人気のある資格です。

また、合格率も40~50%と決して難関ではないため多くの人がチャレンジします。

そのため、簿記3級は超簡単だとなめてかかる受験生が多く存在します

その結果、簿記3級なめてたと後悔し、実際に試験に不合格になってしまう受験生もたくさん存在します。

簿記3級をなめて不合格にならないように、簿記3級の内容と効果的な勉強方法を知っておくことが大切です。

この記事では簿記3級をなめてしまう原因と、不合格にならないための心構えと勉強方法をお伝えします!

記事の執筆者

会計ラボ
会計ラボ

・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。

・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。

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簿記3級なめてた人が多い原因5選

簿記3級なめてたと後悔する人が多い原因は次の通りです。

簿記3級なめてた原因5選

①簿記3級の合格率は40~50%と高く、簡単そうにみえるから。

②簿記3級の試験範囲は狭く、短時間で勉強できる内容だから。

③大学や高校で一度簿記を勉強したことがあったから。

④暗記すれば簿記3級を取れると勘違いした

⑤他の資格試験や学校のテストと同じと勘違いしていた。

簿記3級なめてた原因①簡単そうにみえる

簿記3級は日商簿記検定で最も基礎的な簿記知識を学ぶ試験です。

簿記3級の合格率は40~50%で、受験者の約半分が合格します。

受験者の中には勉強をほとんどせずに受験する方もいるので、実質的な合格率は70%ほどになります。

合格率だけを見ると、とても簡単な試験にみえます。

しかし、実際にはほとんどの初学者は簿記の勉強を難しいと感じます

最初でつまづく初学者が多い学問のため、しっかりと対策する必要があります。

簿記3級なめてた原因②短時間で試験範囲の学習ができる

簿記3級の試験範囲はそこまで広くはありません。

勉強時間の目安は100時間といわれ、詰め込めば1週間程度で勉強できる内容です。

そのため、簿記3級の勉強は試験前に少しすれば合格できるとなめてかかる受験生が多いです。

しかしながら、そこまで甘くはなく、少なくとも3ヵ月の勉強期間は必要です。

私は大学で簿記を教えていますが、簿記3級レベルの講義は通年講義として提供しています。

合格するための勉強に限れば試験範囲は狭まりますが、正しく深い理解をするためには相当の時間が必要なのが簿記です。

簿記3級なめてた原因③一度勉強したことがあった

商学部や経営学部の大学に通っていた人は、一度は簿記の勉強をしたことがあると思います。

そのため、勉強をしたことがある人は簡単に理解できると思い込みがちです。

しかし、簿記は日々進化しており数年間に一度試験範囲も改訂されます。

一度勉強していたとしても試験範囲が変更された場合は、時間をかけて勉強する必要があります

簿記3級なめてた原因④暗記すれば簿記3級を取れると勘違いした

簿記3級をなめてた人は暗記で試験に合格できると勘違いしている傾向があります。

しかし、簿記3級は違うので気を付けておきましょう。

簿記はテキストを見るだけで合格することはほぼ不可能です

実際に仕訳や財務諸表の作成をする「問題演習」が必須の資格試験です。

暗記よりはむしろ問題演習の方が大事だったりするので、暗記で合格できる!と勘違いした人は不合格になる可能性が高いです。

また、演習を面倒くさがってしまう人も残念な結果になることが多いのが簿記3級の試験です。

簿記3級なめてた原因⑤学校や他の試験と同じと勘違いしていた

小中高の学校のテストや他の資格試験と同じように何となく勉強していれば合格できると勘違いしている人もいるので注意です。

学校のテストでは試験直前に少し勉強すれば何とか点数を取れていたという人多いのではないでしょうか?

簿記3級は合格率は高いものの、70点以上と高得点を取らないと合格できません

中途半端な学習だとあと1歩及ばず不合格というのも多いのが簿記3級の試験です。

先ほども述べたように問題演習が必須である程度まとまった勉強時間が必要となるので、試験直前に勉強しても合格水準に達するのは難しいでしょう。

簿記3級なめてた結果|不合格になる危険性高

簿記3級は表面的にみれば誰でも取得できる簡単な資格のように感じます。

しかし、そう甘くはありません。

特に初めて簿記に触れて勉強をする人は挫折しがちです。

簿記3級だからとなめてかかると、不合格になる危険性はとても高いです。

特に簿記がわからなくなる原因を以下でまとめているので、初学者の方は注意して学習しておきましょう。

簿記がわからなくなる原因3選

①会計専門用語(勘定科目)を正確に覚えていない

②簿記の8要素と借方・貸方の記帳(基礎文法)を理解していない

③問題演習が足りていない

簿記3級に落ちないための勉強方法と試験対策

簿記3級はなめると不合格になりうる試験です。

十分な勉強時間を確保して、特に問題演習はしっかりと行って試験に挑みましょう。

簿記3級に1発で合格するためには試験範囲をしっかり把握するのが大切です。

簿記3級の勉強方法

簿記3級の勉強方法の王道は以下の通りです。

  • テキストの暗記よりも問題演習に時間を割く。
  • 仕訳を完璧にできるようにする。
  • 問題集と模擬問題を何度も繰り返し、ミスがないようにする。

テキストの暗記よりも問題演習に時間を割く

簿記では問題演習が何より大切です。

テキストを読むだけでは点数は上がりません。

習うより慣れろ!

簿記資格の勉強では演習に時間を割くことが合格の近道だということを頭にしっかりと入れておいてください。

仕訳を完璧にする

先ほど述べたように簿記3級は100点中80点が仕訳が絡んでくる試験内容です。

仕訳ができないと点数は取れません。

試験範囲の中の仕訳は全てできるようにしてから試験にのぞみましょう。

問題集と模擬問題を繰り返す

問題集と模擬問題は何度も繰り返してください。

単元学習は問題集、試験対策は模擬問題と使い方を分けて学習を進めましょう。

また、模擬問題をする中で苦手単元が見つかったら、該当する単元の問題集を集中的に解くと効果的に学習できます。

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簿記3級の試験対策

簿記3級の試験では基本的な複式簿記の知識が必要になります。

簿記3級は教室で受ける試験とネット試験の2種類があり、試験時間は60分です。

簿記3級は70点が合格ラインとなります。

簿記3級の問題構成(100点満点)
  • 第1問 仕訳問題(45点)15問×3点
  • 第2問 補助簿、勘定記入、伝票など(20点)
  • 第3問 決算問題(35点)

問題は第1問の仕訳問題が45点と多くを占めています。

続いて第3問の決算問題が35点です。

この中でも最も重要なのが第1問と第3問(100点満点中80点)です。

つまり、仕訳決算が簿記3級で最も重要な内容になっています。

さらに第2問の補助簿などの対策をしておくことで、合格の確率を高めることができます。

簿記3級の勉強方法は以下の記事でまとめているので併せてご覧下さい。

簿記3級をなめて不合格になった場合の対処法

簿記3級をなめて残念ながら不合格になった場合は、その理由を分析して次は万全の準備で臨みましょう。

不合格になる理由として多いのは以下の点です。

簿記3級に落ちた原因と対策

①仕訳が正確にできていない→テキストを復習して、仕訳をマスターする
②問題演習が十分にできていない→問題演習を行う
③過去問や予想問題を解いていない→予想問題を入手し、演習を行う
④試験の時間配分が間違っている→適切な時間配分を事前に決めておく
⑤使ったテキストが最新版でない→最新版テキストを入手する

これらの対処法は以下の記事でまとめているので、次こそは合格したいという方は以下の記事を参考にして下さい。

受からないときの対策とコツ①テキストを復習し、仕訳をマスターする

仕訳が正確にできていない人は、テキストの復習を行いましょう。

重点的に対策しておくべきトピックは以下の通りです。

簿記3級の仕訳で対策すべきトピック

①その他の債券・債務

②減価償却

③貸倒引当金

④収益と費用

⑤税金

これらは簿記3級の中でも難しいトピックになるので、しっかり復習して仕訳をマスターしておきましょう。

受からないときの対策とコツ②問題演習を行う

簿記は一部の天才を除き、演習なくして身に付けることは難しいです。

しっかりと問題演習を繰り返し行いましょう。

隙間時間を有効活用するにはアプリを使うのも非常にオススメになります。

おすすめアプリは以下の記事で解説していますので、ご覧下さい。

受からないときの対策とコツ③過去問・予想問題を解く

過去問と予想問題の解答は、本番の試験対策において非常に重要です。

試験直前期は、しっかりと本番通りに時間を測って(60分)、模擬演習をおこないましょう。

TACが出版している「スッキリうかる 日商簿記3級 本試験予想問題集 2022年度版」は予想問題が9つも収録されています。

受からないときの対策とコツ④試験の時間配分を決めておく

簿記3級のおすすめ時間配分と解く順番

第1問(仕訳問題:45点):15分

第2問(補助簿、勘定記入、伝票など:20点):15分

第3問(財務諸表:35点):25分

見直し:5分

問題を解く順番:【第1問→第3問→第2問

簿記3級では第1問と第3問の点数をしっかりとることが大切です。

第3問は時間がなくなると焦ってケアレスミスが増えるので、第1問→第3問→第2問の順番で解くのがおすすめです。

人によって適切な時間配分も変わるので、しっかりと模擬試験演習をして自分に適切な時間配分を確認してから、試験に臨みましょう。

受からないときの対策とコツ⑤最新版のテキストを使う

何度か落ちてしまってテキストが古くなってきた人もいるかもしれません。

簿記は毎年試験範囲が更新されるので、それに準拠した最新版のテキストを使用するのが大切です。

おすすめの簿記3級テキストは以下の記事でもご紹介しています。

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問題集も付いているので、これだけで試験対策はばっちりです。

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簿記3級なめてた|まとめ

簿記3級は簡単だという噂がありますが、しっかりと対策をしておかないと落ちてしまう試験です。

簿記3級をなめていると本当に落ちてしまいます。

しっかりと対策をして試験に臨みましょう!

独学で取得することが難しいと感じた人は、サポート体制が充実した簿記スクールを検討してみるのもおすすめです。

簿記3級のおすすめ通信講座は以下の記事で詳しく紹介しています。

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