簿記2級の勉強をしようと思うんだけど、難しくて受かる気がしない。
どうやって勉強したら良いの…?
皆さんは簿記2級の資格試験を受験したことがありますか?皆さんの周りでも試験を受けている方が多いかもしれません。
私は大学教員として日々学生と接しています。
スキルアップのために試験を受けるものの、なかなか合格できずに学習をやめてしまう学生の姿をたくさん見てきました。
簿記3級との学習内容の違いから「簿記2級に受かる気がしない」という声もよく聞きます。
しかし、簿記2級は企業の採用担当者も注目する資格の1つです。
難しいと思いこんで資格取得にチャレンジしないのは大変もったいないと感じます。
本記事では、すでに簿記学習を進めている方はもちろん、これから簿記2級の受験を検討されている方々へ簿記2級に合格できない理由と合格に必要な対応策を解説していきます。
記事の執筆者
・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。
・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。
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「簿記3級の内容が理解できているか怪しい…」という方は必ず復習するようにしましょう。
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簿記2級に受かる気がしないと感じる理由6選
なぜ多くの人が「簿記2級には受からない」と感じてしまうのでしょうか。
簿記2級試験に対して苦手意識をもってしまう原因はいったい何なのかを考えていきましょう。
先に結論から申し上げますと、原因としては以下の6つあります。
それぞれ順番に解説します。
簿記3級の基本がわかっていない
もしあなたが簿記2級の試験に「全然受かる気がしない」と感じていたり、何度も試験で不合格になったりしているのは、簿記3級の基本がわかっていないことが原因です。
過去に試験対策のみでたまたま簿記3級に合格した方も要注意です。
簿記の本質的な理解ができていない可能性があります。
簿記3級の知識があれば簿記2級の内容理解が驚くほどスムーズに進みます。
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簿記2級の学習が全部終わっていない
簿記2級の学習が終わらないまま試験を受けるひとも多くいます。
一般的に簿記2級の資格を取るためには300〜500時間の学習時間が必要だと言われています。
講座を受ける場合でもこの半分程度の時間が必要でしょう。
500時間というと日数換算で20日程度になります。
余裕をもって学習するためには試験日から逆算してどれくらい学習時間を確保できるのかを考えるようにしましょう。
会社員の方であれば1日数時間を学習に充てることになるでしょうから、学習期間は長期間に及びます。
簿記2級は試験前に一気に勉強すれば合格できるというような試験ではありません。
学習が終わらないまま試験を迎えた結果、不合格となってしまわないよう計画的に勉強しましょう。
工業簿記に対応できていない
工業簿記に対応することができずに不合格となることもあります。
簿記2級では商業簿記に加えて工業簿記も学習します。
工業簿記は製造業に属する企業で利用される簿記です。
工業簿記は商業簿記とは異なる専門用語があるため覚えなければならない用語が増えます。
また、工業簿記ではただ計算して問題を解くのではなく、図や資料を読み解いて回答しなければなりません。
試験範囲が定期的に変更され難化する
簿記2級の試験範囲は定期的に見直されます。
2016年以降試験の出題内容が変更され、これまで簿記1級の出題範囲であった問題が簿記2級で出題されるようになりました。
「連結会計」や「リース取引」といった項目が該当します。
特に、連結会計は簿記2級の難易度をかなり上げました。
定期的に試験内容が変更されるため、最新のテキストを用いた勉強が重要になってきます。
インプットを重視しすぎている
インプットに偏った学習も簿記で陥りがちなミスのひとつです。
簿記の試験は記述式で単語を丸暗記すれば解けるわけではありません。
また仕分けの問題は手を動かしながら解いていくことが必要です。
近年の試験では過去問にはない初見の問題が出題されています。
単語や回答の丸覚えだけでは正解にたどりつけません。
過去問演習のみを行っている
「アウトプットが大事というなら、過去問演習も大切じゃないの?」と思う方もいますよね。
一見先ほど述べた内容と矛盾するように見えますが、そのようなことはありません。
確かに簿記2級の学習において過去問演習は効果的な学習方法です。
しかし、実際の試験では過去問にはない問題が出題されることがあります。
過去問演習だけをやっていれば大丈夫、とは言い切れません。
実際の試験を意識した問題演習が必要です。
合格率の低さに過剰反応している
簿記2級の合格率の低さも受験者の苦手意識に繋がっていると思われます。
2022年の簿記2級統一試験の平均合格率は21.7%です。
2021年2月28日開催の第157回試験においては8.6%と10%を下回っています。
簿記3級は平均合格率42.3%で、簿記3級と比較すると合格率は大きく下がり、難易度は高いのは事実です。
しかし、難易度が高いからといって皆さん自身が全員不合格となるかといえばそうではありません。
実際にインターネット上では知識ゼロから簿記2級の資格を取得した方の成功体験が語られています。
合格率の低さだけにフォーカスして難しいと決めつけてしまうのはもったいないです。
簿記2級に受かるための対策
ここまで「簿記2級に受かる気がしない」原因を探ってきました。
それでは簿記2級に合格するためにはどのようなことが必要なのでしょうか。
合格するために必要な学習ポイントについて解説していきます。
簿記3級の基礎知識
簿記2級の合格を目指す上で簿記3級の学習内容の理解は必須です。
商業簿記の基本は簿記3級で学びます。
受験者の中には簿記3級を飛ばしていきなり2級を受けようとする方もいますが、簿記3級の内容を理解しないまま2級を学習してもかえって学習効率が悪くなってしまう可能性があります。
まずは簿記3級の基礎を学習することをおすすめします。
簿記3級の問題はどんな問題でも完璧に解ける状態にしておきましょう。
工業簿記の知識を身につける
簿記2級では工業簿記の知識を身につけることが肝要です。
試験での点数配分は商業簿記が60点、工業簿記が40点となっています。
合格点数は70点以上ですので、工業簿記で点数を確保しないと合格が厳しくなります。
出題内容は図を読み解かなければならず、一見とっつきにくいかもしれませんが、基本的な内容が理解できていれば回答できる内容です。
商業簿記との違いを理解して基本的な知識を定着させましょう。
インプットとアウトプットのバランスを意識して学習する
簿記2級の合格のためには内容理解(インプット)と実際の問題を解く力(アウトプット)の両方が必要です。
どちらかに偏ってしまうと合格はおぼつきません。
簿記2級の試験では初見の問題が出題されることはすでに述べました。
試験で初めて見る問題でも冷静に対応することが大事です。
日々の学習でインプットとアウトプットのバランスを意識しておけば本番で慌てずにすみます。
勘定科目など問題を解くうえでの必須単語は覚えておくことが前提です。それに加えて図を書きながら問題を解いていくようにしましょう。
実際に手を動かしながら解くことで、仕訳など視覚的にイメージができ、内容理解がより深まります。
例えば、工業簿記のボックス図やシュラッター図などは図に書き出さないと整理が難しく、図なしで考えようとするとミスの元になります。
図を書いておけば問題の見直しの際にも役に立ちます。
単語や正解を丸覚えするのではなく、各学習項目の基礎的な内容を理解し問題を解き知識を定着させることが重要です。
問題演習はバランスよく
問題演習は過去問・問題集・模試とバランスよく行いましょう。
過去問で問題の傾向をつかみ、問題集を繰り返し説くことで間違いやすい問題を洗い出し、間違えた問題は何度も解いて理解を深めます。
最後に模試を実施し、時間配分など本番をイメージして問題を解きましょう。
すでに述べた通り、試験本番では所見の問題も出ます。
過去問を解くことで出題傾向を知ることができますが、過去問が解けたからと言って本番の問題が解けるわけではありません。
またテキストの選び方について、「とにかく数多くの問題を解けばよい」という考えから手当たり次第に問題集を購入される方がいらっしゃいますが、あまりおすすめできません。
どこで躓くのかを明確にするためには、同じ問題を複数回解いていくことが重要です。
問題集を買い込むよりかは、お気に入りの問題集を選んで繰り返し問題を解く方がよいでしょう。
自分にあった学習方法を見つける
簿記2級の資格取得のためには自分に合った学習方法を確立することも大事です。
市販の問題集や、YouTubeをはじめとする無料動画サイト、通信講座など学習ツールは豊富にあります。
まとまった時間が確保できる方もいれば、通勤時などのスキマ時間を活用する方もいらっしゃるでしょう。
「〇〇だけやれば必ず合格する」という方法は存在しません。皆さんのなりの学習方法を選択しましょう。
学習時間を短縮したい方には有料の通信講座の利用もおすすめです。
大原やTACといった大手企業の講座、スタディングやUdemyといった通信講座プラットフォームがあります。
独学に不安がある方は必要に応じて利用するとよいでしょう。
簿記2級に受かる気がしない理由|まとめ
本記事では、簿記2級に受かる気がしないと感じる理由と簿記2級に合格するための対策について解説しました。
学習時間が不足したり簿記3級の基礎が足りなかったりすることが簿記2級に対する苦手意識を生んでいると考えられます。
ただ、合格率が10%以下となる回はあるものの、まったく合格できない資格というわけではありません。
簿記3級の内容を理解し、工業簿記の内容をマスターすることで合格点を取ることは十分可能です。
受験の際は事前に学習計画を立てて無理なく勉強していきましょう。
学習の際はインプットとアウトプットのバランスを意識します。
単語の丸覚えだけでなく用語や仕訳を書き出して問題を解き、知識をアウトプットするようにしましょう。
問題演習は過去問だけに偏らないようにし、模擬試験をするなど本番を想定した準備が必要です。また自分に合った学習方法を見つけることもポイントです。
皆さん自身のスタイルに合わせて学習を進めていきましょう。
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