500年以上前から使われているという「簿記」。
現代では、全ての会社で簿記が使われています。
そんな古くから使われていて、現代においても会社経営で必須となっている「簿記」を学ばずして、経済、お金について詳しくなることはできません。
逆に、この古くから活用されている「簿記」を学ぶことで人生が変わる。そう筆者は思っています。
この記事では以下の2点について書いていきます。
「簿記をこれから本格的に学んでいこうかな」という人はぜひ読んでみてください。
記事の執筆者
・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。
・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。
この記事の内容は以下の動画でも解説しています。
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簿記とは何か|会社の活動を数字として表現するための仕組み(システム)
簿記(bookkepping)とは、簡単にいえば、会社の活動を数字として表すための記録の仕組みをいいます。
現在は複式簿記という簿記システムが使われていて、会社であれば必ず使っています。
例えば、ある会社が銀行からお金を借りたとしましょう。
この会社の活動(取引)は、複式簿記を用いて帳簿に記録されます。
最終的に簿記を用いて企業の成績表である会計書類が作成されます。
簿記についてもっと詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
簿記で人生が変わりうる理由5選
当たり前のことではありますが、簿記単体で人生は変わりません。
ですが、本気で学んで「簿記」を取得することが、人生を変えるスタートになることは間違いないです。
そんな風に言い切れる理由をこれから紹介していきます。
簿記で人生が変わりうる理由は以下の5つです。
それでは、1つずつ解説していきます。
簿記で人生が変わる理由①収入が上がる
簿記3級で資格手当をもらえるところはあまりないですが、簿記2級以上であれば資格手当がつく会社はあります。
資格手当は対象の資格を取ってさえすれば、基本的にずっともらえます。
たとえば、平均的な簿記2級の資格手当額は「3,000円〜20,000円」です(退職Assist「資格手当の相場はどれくらい?実際の支給額をリサーチ!」。
仮に月10,000円の資格手当だとすれば、年間12万円にもなります。
もしも、資格を取ってから30年間勤務したとすれば、トータル360万円にもなります。
月10,000円でも「会社在籍中はずっともらえる」となると、かなり大きな金額ですよね。
また、そこで稼いだ月10,000円を投資に回すことで、数百万円の資産になり得ます。
これだけでも「人生が変わりうる」と言っても過言ではないですよね。
簿記で人生が変わる理由②上位資格がある専門職につける
お金の知識について学べる「簿記」ですが、簿記の知識を活かした、さらなる上位資格があります。
- 公認会計士
- 税理士
これら「お金のプロフェッショナル」とも呼べる難関資格に、簿記の知識は活きてくるのです。
たとえば、「公認会計士」では、会計学(財務会計論・管理会計論)に活きますし、「税理士」では簿記論・財務諸表論に活きてきます。
簿記を学んで、さらに専門職で使う難関資格への土台ができるのが、簿記を学ぶと人生が変わりうる理由の1つです。
公認会計士の平均年収は992万円で、税理士は958万円となっています。
給与所得者の平均年収503万円なので約2倍ほど高い、高給な職業です。
監査法人のパートナーになると、公認会計士の年収は1,500万円、さらに出世することで2,000万円、3,000万円と増えていきます。
会計事務所や税理士事務所を設立するなど、将来的に独立も可能なので、幅広く活用できる国家資格です。
簿記3級は会計プロフェッションである公認会計士への第1歩です。
公認会計士の平均年収は約1,000万円。初任給も600万円超え、キャリアの幅も広いです。
公認会計士合格者実績No.1の資格の学校TACでは、長年のノウハウを生かした講義を提供。
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簿記で人生が変わる理由③勉強が習慣化する
日本では社会に出てから勉強する人が少ないです。
2022年に公表された「社会生活基本調査(令和3年度調査)」では、社会人が勉強する時間は「13分」と言われています(総務省「社会生活基本調査-生活時間及び生活行動に関する結果-」。
社会人になっても勉強することは、収入を高めるためにも、人生の満足度を高めるためにも必要です。
簿記資格の取得を目指すことで、勉強が習慣になり、学ぶことが苦ではなくなります。
周りがあまり勉強しない中で、勉強してどんどんスキルを付けていけば、希少な存在になり、あなたの市場価値はさらに高まっていきます。
学ぶことの楽しさや、資格取得したときの達成感を味わってしまえば、さまざまなことに興味を持ち、充実した人生になることでしょう。
簿記で人生が変わる理由④独立や家計管理に役立つ
簿記を学ぶことでお金に対する知識が手に入ります。
この「お金に対する知識」は、会社のお金だけではなく、自分の家計管理にも活きるのです。
家計管理をしている主婦(夫)の方は、家庭の「資産」と「負債」の理解を深めることで、家庭のお金の管理がしやすくなるでしょう。
自分のお金に対してズボラな管理しかできなかった人が、簿記を学んでしっかりとした、経営管理、家計管理ができるようになれば、徐々に人生は変わりはじめます。
現在、サラリーマンしている人も、副業した際の確定申告に活きてきます。
独立を考えている人は、自分の事業の経営状況も把握しやすくなるでしょう。
本ブログでは会計リテラシーの身に着け方と応用についても解説しているので、詳しく知りたい方は以下を参照にしてください。
簿記で人生が変わる理由⑤資格に合格したことが自信になる
資格取得は大きな達成感があります。
簿記を頑張って学び、合格した際の達成感は、やがて「自分も頑張ったらできるんだ!」という自信に変わっていくことでしょう。
小さな成功体験を積み重ねることで、大きな成功に近づいていきます。
「簿記3級を取ったし、次は2級にチャレンジしてみよう!」と、前向きな挑戦を重ねられるようになれば、どんどん人生は好転していくことでしょう。
簿記で人生変えようと思う人へ伝えておきたい注意点
ここまでは「簿記で人生が変わりうる理由」について解説してきました。
そんな前向きな理由ばかりもいいですが、ここからは「簿記で人生変えよう!」と思っている人へ注意点をお伝えします。
伝えたいことは以下の2つ。
- 就職や転職で絶対的な力を発揮するわけではない
- 目的を持って簿記の勉強をすべし
1つずつお伝えしていきます。
就職や転職で絶対的な力を発揮するわけではない
大人気の「簿記」ですが、簿記3級を持っているからと言って、就職や転職でめちゃくちゃ有利になることはありません。
簿記2級の合格率は20%前後、簿記1級は合格率10%前後の難関資格であるため、簿記2級以上であれば、合格するだけの知識や向上心は、転職や就職において、高い評価を得ることは間違いないです。
ただ、実務経験やコミュニケーションスキルなど、さまざまな評価ポイントの中の1つに過ぎません。
簿記の知識はもちろん役に立つものです。ですが、簿記資格自体は「就職や転職で活きるかも」程度に思っておきましょう。
簿記が有利な就職先は以下の記事をご覧ください。
目的を持って簿記の勉強をすべし
簿記の勉強はただ知識を手に入れるだけのものではありません。
簿記は会計業務や経営に活かしたり、実際に手を動かして「使う」ための知識です。
「簿記」を学んでなにをしたいのか、「簿記」を学んでなにに使いたいのか、そういった「目的」をしっかりと決めて学びましょう。
そうしないと、「簿記を取ったのはいいけど、意味あったのかな……」となってしまいます。
しっかりと目的を持って簿記の勉強をしましょう。
簿記を勉強したい人は日商簿記検定3級からの学習がおすすめです。
学習方法は以下の記事で解説しています。
簿記は何級を取得すると人生が変わるのか?
では簿記は何級まで取得すれば良いのでしょうか。
これまでの教員としての経験からいうと、簿記2級を取得しておくと人生が変わり得ます。
簿記2級では大企業レベルの①商業簿記と②工業簿記の2つの知識を習得します。
実務で簿記を役立たせるにはこの2つの簿記知識が必要です。
しかしながら、いきなり2級は難しいです。
簿記3級の勉強に踏み出すことが人生が変わる転機になるといえるでしょう。
簿記で人生が変わった人は簿記3級から勉強を始めている人が多いからです。
簿記で人生が変わる|まとめ
日本国民全員におすすめできる資格「簿記」。
今回の記事では
- 簿記で人生が変わりうる理由
- 簿記で人生変えようと思う人へ伝えたい注意点
について解説しました。
簿記で人生が変わりうる理由は以下の5つです。
「簿記」を学ぼうとしている人へ伝えたい注意点についても2つ紹介しました。
- 就職で絶対的な力を発揮するわけではない
- 目的を持って簿記の勉強をすべし
簿記を学ぶことに大きなデメリットはありません。
生きていく上で切っても切り離せない「お金」について学べる「簿記」は、日本人全員が学んでもいいほどの資格・知識です。
簿記を学んで人生を変えたいと思っている人は、ぜひとも挑戦してみてください。
この記事の内容は以下の動画でも解説しています。
動画の方が良いって方はこちらの動画をご覧下さい。
簿記資格の短期合格を目指す人はオンライン簿記スクールがおすすめです。
おすすめのオンライン簿記スクールは以下の記事で紹介しているので、併せてご覧下さい。
お金を払わずに簿記3級に合格できる方法、知りたくないですか?
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独学で取得することが難しいと感じた人は、サポート体制が充実した簿記スクールを検討してみるのもおすすめです。
簿記3級のおすすめ通信講座は以下の記事で詳しく紹介しています。
簿記学習には電卓が必須!試験前にいきなり電卓を使うのではなく、普段の勉強で使いましょう。
そうしないと試験本番で電卓が思うように使えません。
簿記検定でおすすめの電卓は以下で詳しく解説しています。