公認会計士はコスパが悪いって聞いたんだけど、本当なの?
公認会計士を目指す場合、コスパというのも重要なポイントになります。
公認会計士は三大難関国家資格の1つです。
何となく高年収というイメージを抱いている人も多いのではないでしょうか。
しかし、公認会計士はコスパが悪いという声もあるようです。
なぜなら、公認会計士になるまでの費用や努力が必要で、それに見合った年収ややりがいがないという声もあるためです。
公認会計士を目指す上でやりがいはもちろんですが、お金の面も重要な要素です。
私は大学で会計を教えている大学教員です。
この記事では公認会計士はコスパが本当に悪いのかを解説します!
記事の執筆者
・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。
・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。
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公認会計士とはどういった資格?
公認会計士は、会計や監査に携わる仕事です。
基本的にどの仕事にも会計という役割は必要で、お金に関わる仕事として重要な立場といえます。
公認会計士は、財務や経理、会計コンサルティング、財務諸表監査などの業務に携わるため、専門的な知識を必要とし、資格の難易度もトップクラスに高いのです。
そのため、公認会計士は、医者、弁護士などと同格の難関資格と考えられています。
公認会計士資格取得のコスパが悪い原因
難関資格であることを踏まえながら、資格取得までの難易度がコスパ悪いと言われている原因を見ていきましょう。
公認会計士は合格率が1桁
公認会計士の2022年の合格率は、第1回短答式試験受験者数が9,949人に対して合格率が12.0%、第2回短答式試験受験者数が9,870人に対して合格率7.9%でした。
短答式試験合格者または免除者が受ける論文式試験の受験者数は、4,067人、合格率は35.8%です。
参考:マイナビ会計士
実施年度によって合格率は変化があるものの、最初に合格する必要のある短答式試験の合格率が1桁というのは珍しくありません。
公認会計士の試験は2回で、合格者が受ける論文式試験は年1回だけです。
こういった、合格率の低さは公認会計士を目指す上で大変な壁となります。
実際に公認会計士として働くまでのことを考えると時間や努力が必要なため、コスパ悪いといえるかもしれません。
資格取得までにかかる予備校代が高い
公認会計士に合格するまで、1発で合格出来る人は珍しいです。
個人で勉強することは難しく、多くの方が公認会計士向けの予備校に通うことになります。
1年半から2年ほど予備校に通うことが一般的で、予備校代は80万円~100万円程度が相場です。
また、合格者のほとんどが予備校で勉強した受験者なので、予備校に通うのはほぼ必須といえます。
コストを抑えようと、独学する場合はより多くの勉強時間が必要になるため、タイパが悪くなる可能性があります。
公認会計士という資格をゲットするまでの費用は、コスパが悪いといわれる原因といえるでしょう。
受験科目が多い、科目合格がない
公認会計士試験に必要な科目は以下の通りです。
短答式試験(4科目)
- 財務会計論
- 管理会計論
- 監査論
- 企業法
論文式試験(5科目)
- 会計学(財務会計論&管理会計論)
- 監査論
- 租税法
- 起業法
- 選択科目(経営学、経済学、民法、統計学から1科目)
試験科目が非常に多く、税理試験のように合格したら一生涯受験が免除されるような制度はありません。
そのため、短期的に多くの科目を勉強する必要があり、公認会計士試験受験のために短期的に多くの時間を費やす必要があります。
受験勉強にたくさんの労力が必要な点がコスパが悪いと言われる理由の1つです。
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公認会計士は職業としてのコスパが悪い?
無事、公認会計士の試験に合格できても、仕事としてコスパが良いとは限りません。
多くの仕事が下積み時代のような時期があり、すぐに高給取りになれるわけではないのです。
公認会計士のコスパを考える上で、職業として稼げる仕事なのかを考えていきましょう。
公認会計士に合格しても就職できるとは限らない
どの資格にもいえることですが、資格を取得しても仕事が見つかるとは限りません。
また、BIG4という大手の監査法人から中小の監査法人があり、待遇の差もあります。
医者はもちろん、弁護士もすぐに勤め先が見つかるわけではないのです。
公認会計士になるために、何年も勉強して何度も受験しても、合格後に仕事が見つからないのは非常に辛いといえるでしょう。
ただし、公認会計士という仕事は供給過多の時期もあれば、人手不足のときもあります。
新型コロナウイルスが一定の落ち着きを見せ、アフターコロナに向かって世界情勢は変化し始めました。
経済情勢がいい方向に変化していけば、企業活動が活発になり、公認会計士の働き場も改善されていくかもしれません。
公認会計士の仕事は業務内容がキツすぎる
公認会計士として仕事先が決まり仕事が始まったものの、業務内容がキツすぎると感じる例も珍しくありません。
公認会計士のメイン業務である監査業務は、企業の決算書などを確認する業務です。
監査業務を行う4〜5月、10月、1月の時期は、一般の仕事の繁忙期のような状態になります。
会計監査は、決算日から45日以内に会計監査を終える必要があるため、土曜出勤や残業を覚悟しておきましょう。
公認会計士として働き始めたものの、あまりの忙しさに給料に対してコスパがよくないと感じてしまうかもしれません。
日常業務にマンネリを感じることがある
公認会計士は監査業務以外に、税務業務を日常的に行うことになります。
書類作成の業務を単調に感じる方が多く、マンネリを感じてしまう部分なのです。
同じ作業の繰り返しが得意な方は問題ありませんが、「なんでこんな数字とにらめっこばかりしているんだろう」と不満を感じる可能性もあります。
せっかく頑張って取得した資格に対して、仕事にやりがいを見つけられないとコスパ悪いと感じることもあるでしょう。
最初の給料は高くない
公認会計士になるまで多くの費用がかかりますが、働き始めてすぐ高給取りになれるというわけではありません。
そのため、公認会計士になっても給料が安くてコスパ悪いと感じる方も多いです。
公認会計士の初年度の給料は、約500万円と考えられています。
決して年収が低いというわけではありませんが、公認会計士になるまでの予備校代などを考えるとコスパが悪いといえるかもしれません。
公認会計士のコスパが良い点を知っておこう!
公認会計士はコスパが悪い部分はありますが、コスパが良い面もあります。
働き始めは不満を感じる面があるかもしれませんが、長期的に見るとメリットも多い職業です。
公認会計士を目指す人が知っておくべき注目ポイントとして、コスパが良い点について確認していきましょう。
公認会計士の年収はどんどん上がっていく
公認会計士の初年度の給与は、資格取得に対して高いとは言えず、コスパが悪い部分があります。
しかし、公認会計士の年収はどんどん上がっていく傾向があり、30代を迎える頃には600万円中盤に差し掛かることも珍しくありません。
また、公認会計士全体の平均年収に関しては以下のような情報があります。
2022年発表の厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、公認会計士の平均年収はおよそ627万円です。
引用:マイナビ会計士
一度就職すれば安定性もあるため、トラブルを起こさなければ年収も勤続年数に応じて上がっていきます。
年収1,000万円クラスも目指せるので、働き始めを我慢することが大切です。
転職を考えた際に選択肢が豊富
公認会計士という資格を持っておけば、さまざまな仕事に携わることが可能です。
公認会計士の就職先として、監査法人や税理士法人、公認会計士事務所以外に、コンサルティング会社も候補に挙げられます。
もちろん、一般企業においても重宝される資格であり、地方公共団体なども就職先になるのです。
監査業務の負担や業務に対するマンネリを感じた場合、勤め先を変えることでモチベーションが変化することがあります。
公認会計士という資格を持っているということは、あなたのステータスを表現する上で重要なアイテムになるでしょう。
そのことを考えれば、公認会計士はコスパが悪いとは限らないかもしれません。
将来的にAIに取って代わられる可能性がある?
公認会計士という仕事に対して、ある不安を抱える方たちがいます。
それが、「公認会計士の仕事は将来的にAIに取って代わられるのでは?」という不安です。
近年、AI技術の発展はめまぐるしく、ChatGPTに関する話題も多くなりました。
公認会計士という仕事もAIに仕事を奪われる可能性はゼロではありません。
その理由として、公認会計士の業務内容は多岐にわたるため、ChatGPTがすべてを肩代わりするのは難しいからです。
特にデータで表しにくいような、人間特有の微妙なニュアンスはAIが苦手としています。
ChatGPTが信頼を勝ち取るまで時間はまだまだかかりますし、安易にAIに仕事を引き受けさせない企業も多いと予想できます。
公認会計士の仕事を考える上で、仕事が無くなることは可能性として低いといえるでしょう。
公認会計士は長く続けることでコスパ悪い問題を解決できる
公認会計士がコスパ悪いという噂について紹介しました。
公認会計士がコスパ悪いと言われている理由は、資格取得までの期間が長いことや。予備校代など費用がかかる点です。
また、公認会計士として就職してすぐに高給取りではないという問題も抱えています。
しかし、公認会計士は勤続年数に伴って給料が上がりやすく、年収1,000万円を目指せる資格です。
公認会計士の資格を活用することで、転職も比較的しやすいと考えられています。
公認会計士のコスパ悪い問題は、じっくりと仕事に取り組むことで改善できるといえるでしょう。
公認会計士の業務内容に魅力を感じない方や、短期間で高給取りになりたい方は避けたほうがいいかもしれません。
仕事に対してじっくりと取り組めるタイプで、結果を焦らないタイプの方にとって公認会計士はコスパの良い仕事になるでしょう。
公認会計士合格者の2人に1人がCPA会計学院出身です。
2023年の合格者数786人、合格者占有率は50.9%と脅威の合格実績を誇るCPA会計学院。
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