簿記3級で覚えること一覧|大学教員が教える最短暗記法

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簿記3級

簿記3級で覚えることって多い?

暗記が苦手なんだけど、大丈夫か不安。

簿記3級の資格取得を考えている人はどれくらい覚えるべきことがあるのか不安ですよね。

結論から言うと、簿記3級で覚えることは大きく3つだけです。

ただし、それぞれに「どう覚えるか」のコツがあります。 全体像を知らずに勉強を始めると、無駄な努力をしてしまうことになりかねません。

事前に覚えるべきことの全体像を知っておくと、学習の効率も高まります。

この記事では年間300人の大学生に簿記を教えている大学教員が簿記3級で覚える内容の全体像をわかりやすくお伝えします!

この記事を読めば、簿記3級で覚えるべき内容の全体像がわかり合格に一歩近くづくことができます!

記事の執筆者

会計ラボ
会計ラボ

・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。

・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。

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簿記3級のおすすめ通信講座は以下の記事で詳しく紹介しています。

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そうしないと試験本番で電卓が思うように使えません。

簿記検定でおすすめの電卓は以下で詳しく解説しています。

まず知っておきたい|簿記3級の試験構成と配点

「覚えること」を効率よく習得するには、試験で何点分出るのかを先に把握しておくのが近道です。

大問出題内容配点ポイント
第1問仕訳問題(15問)45点最重要!勘定科目と仕訳のルールが直接問われる
第2問補助簿・勘定記入など20点基本的な帳簿の仕組みを理解しておくこと
第3問精算表・財務諸表の作成35点財務諸表の構成要素と決算整理の知識が必要

🎯 ポイント:合格点は70点

第1問と第3問だけで合計80点の配点があります。 つまり、「仕訳」と「財務諸表の構成要素」をしっかり覚えれば合格に大きく近づけるということです。 この視点を持って、以下の「覚えること3つ」を学習しましょう。

簿記3級で覚えること

簿記3級で覚えることは、そこまで多くはありません。

しかし、初学者にとっては初めて聞く専門用語がたくさん出てくるためかなり難しいです。

慣れてくると楽になりますが、覚悟をもって学習を始める必要があります。

簿記3級で覚えることは以下の通りです。

  • 財務諸表の構成要素
  • 勘定科目名
  • 仕訳の仕方

簿記3級で覚えること①財務諸表の構成要素

財務諸表とは企業の財政状態や経営成績を表示した書類のことです。

簿記3級では2つの財務諸表を学習します。

  • 損益計算書
  • 貸借対照表

損益計算書は経営成績(売上などの収益やそれに掛かった費用)を表示するための書類です。

貸借対照表は企業の財政状態(現金はいくらあるのかなど)を表す書類です。

この2つは簿記において非常に重要な書類で、まずはこれらの構成要素をしっかりと理解する必要があります。

損益計算書の構成要素

損益計算書(そんえきけいさんしょ)とは企業の経営成績を表す成績表です。

例えば、売上高、売上原価、(当期純)利益などが損益計算書で示されます。

損益計算書は①収益、②費用で構成されます。

ただし、収益から費用を差し引いた③利益も損益計算書の構成要素の1つといえます。

皆さんは利益も含めた3つの要素を覚えておくと良いです。

左側が費用と利益で、右側が収益と覚えておきましょう。

図を書けるようになっておくのがおすすめです。

貸借対照表の構成要素

貸借対照表の構成要素

貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)とは企業の経営状態を表す成績表です。

例えば、現預金の残高、有形固定資産の金額、借入金などの負債金額などが貸借対照表で示されます。

貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)は英語でbalance sheetで、略してB/S(ビー・エス)と表現されます。

貸借対照表は3つの要素「資産」、「負債」、「純資産」で構成されています

この3つの要素はまず初めに暗記する必要があります。

左側が資産で、右側が負債、純資産だということも含めて暗記しましょう。

図を書けるようにしておくのがおすすめです。

簿記3級で覚えること②勘定科目名

先ほど学習した簿記の要素(資産、負債、純資産、収益、費用、利益)を覚えたら、次は各構成要素の具体的な項目名を覚える必要があります。

これらのことを「勘定科目」といいます。

簿記3級で覚える必要のある勘定科目のリストは商工会議所の「商業簿記標準・許容勘定科目表」で開示されています。

勘定科目のリストは以下の記事でもまとめていますので、参考にしてください。

量は多く感じますが、勉強するにつれ少しずつ覚えることができるのでご安心下さい。

まず覚えるべき頻出勘定科目

⚠️ 覚える前に知っておくこと

簿記3級の勘定科目は数が多く、最初から全部覚えようとすると挫折します。 まずは試験で頻出の勘定科目から優先して覚えましょう。 

第1問(仕訳・45点)で繰り返し出題されるものから攻めるのが効率的です。

グループ特に重要な勘定科目
資産(頻出)現金、普通預金、当座預金、売掛金、受取手形、繰越商品、建物、備品、土地、貸付金
負債(頻出)買掛金、支払手形、借入金、未払金、前受金、預り金
純資産資本金、繰越利益剰余金
収益(頻出)売上、受取手数料、受取利息、受取家賃
費用(頻出)仕入、給料、支払利息、支払家賃、消耗品費、水道光熱費、通信費、減価償却費

簿記3級 勘定科目の完全一覧

資産の勘定科目名一覧(最新版)

以下は商工会議所の「商業簿記標準・許容勘定科目表」に基づく全一覧です。 学習が進むにつれて少しずつ頭に入れていけばOKです。

現金、小口現金、当座預金、当座預金〇〇銀行、普通預金、普通預金〇〇銀行、定期預金、定期預金〇〇銀行、受取手形、売掛金、クレジット売掛金、電子記録債権、貸倒引当金、繰越商品、貸付金、手形貸付金、従業員貸付金、役員貸付金、立替金、従業員立替金、前払金、未収入金、仮払金、受取商品券、差入保証金、貯蔵品、仮払消費税、仮払法人税等、前払保険料など前払費用の各勘定、未収家賃など未収収益の各勘定、建物、建物減価償却累計額、備品、備品減価償却累計額、車両運搬具、車両運搬具減価償却累計額、土地

資産の勘定理解度クイズ

資産の勘定科目クイズ

1 / 10

商品を後払い(掛け)で販売したときの未収代金を表す勘定科目はどれですか?

2 / 10

商品の売上代金として受け取った約束手形を表す勘定科目はどれですか?

3 / 10

他人振り出しの小切手や配当金領収書などの通貨代用証券を含む勘定科目はどれですか?

4 / 10

小切手や手形の決済に使われる、利子のつかない銀行口座を表す勘定科目はどれですか?

5 / 10

商品購入のために支払った手付金(内金)を表す勘定科目はどれですか?

6 / 10

売掛金や受取手形が将来回収できなくなるリスクに備えて計上する、資産のマイナス項目はどれですか?

7 / 10

決算時に、まだ未使用の収入印紙や切手を費用から振り替える勘定科目はどれですか?

8 / 10

当期に支払った費用のうち、翌期以降に対応する部分を繰り延べる資産の勘定科目はどれですか?

9 / 10

建物・備品などの固定資産に対して、これまでに計上した減価償却費の累計額を表す勘定科目はどれですか?

10 / 10

内容や金額が未確定のまま一時的に支払った金銭を処理する勘定科目はどれですか?

あなたのスコアは

平均スコアは 0%

0%

負債の勘定科目名一覧(最新版)

支払手形、買掛金、電子記録債務、前受金、借入金、役員借入金、当座借越、未払金、仮受金、未払利息など未払費用の各勘定、前受地代など前受収益の各勘定、預り金、従業員預り金、所得税預り金、住民税預り金、社会保険料預り金、仮受消費税、未払消費税、未払法人税等、未払配当金

負債の勘定理解度クイズ

負債の勘定科目クイズ

1 / 10

商品を後払い(掛け)で仕入れたときの未払代金を表す勘定科目はどれですか?

2 / 10

商品の仕入代金として約束手形を振り出したときの債務を表す勘定科目はどれですか?

3 / 10

商品を引き渡す前に得意先から受け取った手付金(内金)を表す勘定科目はどれですか?

4 / 10

当座預金の残高を超えて引き出した状態を表す勘定科目はどれですか?

5 / 10

給料支払時に源泉徴収した所得税を一時的に預かる勘定科目はどれですか?

6 / 10

内容不明や未確定のまま受け取った金銭を一時的に処理する勘定科目はどれですか?

7 / 10

当期に発生しているがまだ支払っていない費用(未払利息・未払給料など)を表す勘定科目はどれですか?

8 / 10

当期に受け取った収益のうち、翌期以降に対応する部分を繰り延べる負債の勘定科目はどれですか?

9 / 10

決算で確定した法人税等のうち、まだ納付していない金額を表す勘定科目はどれですか?

10 / 10

仮受消費税と仮払消費税を相殺した後に残る、納付すべき消費税の金額を表す勘定科目はどれですか?

あなたのスコアは

平均スコアは 0%

0%

純資産(資本)の勘定科目一覧(最新版)

資本金、利益準備金、繰越利益剰余金

純資産の勘定理解度クイズ

純資産の勘定クイズ

1 / 5

株主が会社に出資した元本を表す勘定科目はどれですか?

2 / 5

過去の利益の累積額を表し、決算振替仕訳で当期純利益が振り替えられる勘定科目はどれですか?

3 / 5

会社法の規定により、配当の際に一定割合を積み立てることが義務付けられている準備金の勘定科目はどれですか?

4 / 5

株主への配当金を決議したが、まだ支払っていない金額を表す勘定科目はどれですか?

5 / 5

決算振替仕訳で、すべての収益・費用を集計して当期純利益を算定するために使う集合勘定科目はどれですか?

あなたのスコアは

平均スコアは 0%

0%

収益の勘定科目一覧(最新版)

売上、受取家賃、受取地代、受取手数料、受取利息、雑益、貸倒引当金戻入、償却債権取立益、固定資産売却益

収益の勘定理解度クイズ

収益の勘定クイズ

1 / 8

商品・製品を販売したときに計上する、本業の主要な収益を表す勘定科目はどれですか?

2 / 8

所有する建物や部屋を貸し付けて受け取る賃料収入を表す勘定科目はどれですか?

3 / 8

貸付金や預金から受け取る利息収入を表す勘定科目はどれですか?

4 / 8

過去に貸倒損失として処理した債権が、後から回収できたときに計上する収益の勘定科目はどれですか?

5 / 8

決算整理で貸倒引当金の繰入額が前期残高を下回る場合に取り崩して計上する収益の勘定科目はどれですか?

6 / 8

建物・備品などの固定資産を帳簿価額より高く売却したときの差益を表す勘定科目はどれですか?

7 / 8

現金の実際有高が帳簿残高より多く、決算時も原因が不明な場合に計上する収益の勘定科目はどれですか?

8 / 8

所有する土地を貸し付けて受け取る収入を表す勘定科目はどれですか?

あなたのスコアは

平均スコアは 0%

0%

費用の勘定科目一覧(最新版)

仕入、売上原価、発送費、給料、法定福利費、広告宣伝費、支払手数料、支払利息、旅費交通費、貸倒引当金繰入、貸倒損失、減価償却費、通信費、消耗品費、水道光熱費、支払家賃、支払地代、保険料、租税公課、修繕費、雑費、雑損、固定資産売却損、保管費、諸会費、法人税、住民税及び事業税

費用の勘定理解度クイズ

費用の勘定クイズ

1 / 10

商品を仕入れたときに計上する、三分法における費用勘定科目はどれですか?

2 / 10

従業員に支払う給与・賞与などを表す勘定科目はどれですか?

3 / 10

出張費・宿泊費・電車賃などを表す勘定科目はどれですか?

4 / 10

建物・備品・車両運搬具などの固定資産を耐用年数にわたって費用配分する際に計上する費用の勘定科目はどれですか?

5 / 10

決算時に売掛金・受取手形の回収不能見積額を計上する費用の勘定科目はどれですか?

6 / 10

固定資産税・印紙税・自動車税など、法人税以外の税金や公的負担金を表す勘定科目はどれですか?

7 / 10

クレジット会社への決済手数料や振込手数料などを表す勘定科目はどれですか?

8 / 10

借入金に対して支払う利息費用を表す勘定科目はどれですか?

9 / 10

電話代・切手代・インターネット費用などを表す勘定科目はどれですか?

10 / 10

法律で定められた社会保険料などの会社負担分の福利厚生費を表す勘定科目はどれですか?

あなたのスコアは

平均スコアは 0%

0%

その他(最新版)

現金過不足、損益

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簿記3級で覚えること③仕訳の仕方

勘定科目は仕訳を学習する際に出てきます。

仕訳とは、簿記上の取引を借方と貸方で分類し、それぞれの勘定科目と金額を仕訳帳に記入する一連の作業をいいます。

何を言っているのか分からない!という声が聞こえてきそうですが、問題演習をしながら掴んでいく必要があります。

仕訳の基本ルール(ステップで理解する)

借方と貸方の位置を覚える
借方=左側、貸方=右側。これは絶対に覚えてください。

5要素のホームポジションを覚える
各要素の「通常の残高がある側」がホームポジションです。
資産・費用 → 左(借方)が増加 / 負債・純資産・収益 → 右(貸方)が増加

増減を判断して記帳する
ホームポジション側が増加なら同じ側に、減少なら逆側に記帳します。

仕訳の具体例①

「水道光熱費 200千円を現金で支払った」という取引を仕訳してみましょう。

考え方:水道光熱費(費用)が増加する → 費用のホームは左(借方)→ 借方に記帳。
現金(資産)が減少する → 資産のホームは左だが、減少なので逆側の右(貸方)→ 貸方に記帳。

(借) 水道光熱費  200   /   (貸) 現金  200

仕訳の具体例②

「商品 100千円を掛けで売り上げた」という取引を仕訳してみましょう。

考え方:売掛金(資産)が増加 → 資産のホームは左(借方)→ 借方に記帳。
売上(収益)が増加 → 収益のホームは右(貸方)→ 貸方に記帳。

(借) 売掛金  100   /   (貸) 売上  100

💡 仕訳の覚え方のコツ

  • 最初は意味がわからなくても大丈夫。問題演習を繰り返すことで自然に身につきます
  • ホームポジションを体で覚えるために、ボックス図を毎日書く習慣をつけましょう
  • 難しい仕訳パターンは「形ごと丸暗記」も有効(試験での時間節約になります)

覚えた後に身につけること|簿記一巡の流れ

財務諸表の構成要素・勘定科目・仕訳の3つを覚えたら、 次は簿記全体の作業の流れ(簿記一巡)を把握します。 特に第3問(精算表・財務諸表作成)で必要な知識です。

順番作業内容
取引の仕訳(仕訳帳に記録)
総勘定元帳への転記
試算表の作成
決算整理の実施
財務諸表(B/S・P/L)の作成

この流れを頭に入れておくと、勉強が進んでも「今どこを学んでいるか」が見えやすくなります。

よくある質問(FAQ)

簿記3級で覚えることは多すぎませんか?

覚えることは大きく「財務諸表の構成要素・勘定科目・仕訳の仕方」の3つです。 勘定科目の数は多く見えますが、問題演習を重ねるうちに自然と覚えられます。 最初から全部暗記しようとせず、頻出のものから優先的に覚えましょう。

簿記3級の勉強時間はどのくらい必要ですか?

一般的に合計100時間程度(目安3ヵ月)と言われています。 1日1〜2時間のペースで勉強すれば、十分合格を目指せます。 ただし、3日以上勉強を空けると知識が抜けやすくなるので、毎日少しずつ継続するのがコツです。

仕訳の借方・貸方の覚え方を教えてください。

「借方=左・貸方=右」はルールなので丸暗記です。 その上で、資産・費用は左(借方)がホームポジション、負債・純資産・収益は右(貸方)がホームポジションと覚えましょう。 ボックス図を繰り返し書いて体で覚えるのが最速です。

独学でも簿記3級に合格できますか?

十分可能です。CPA会計学院のような無料テキスト・動画を活用すれば、費用をかけずに合格レベルまで到達できます。 ただし、わからないことを放置すると挫折しやすいので、通信講座やスクールのサポートが心配な方は 簿記おすすめ通信講座の記事も参考にしてみてください。

簿記3級で覚えること|まとめ

簿記3級で覚えることは次の3つです。

📌 まとめ

  1. 財務諸表の構成要素…B/SとP/Lのボックス図を書けるようにする
  2. 勘定科目名…頻出科目から優先して覚え、問題演習で定着させる
  3. 仕訳の仕方…ホームポジションのルールを覚え、問題演習を繰り返す

最初は専門用語が多くて難しく感じますが、問題演習を中心に学習を進めることで効率よく身につきます。 慣れてくれば「簿記って意外と面白い!」と感じる人も多いです。

簿記3級に合格することで、ビジネスのキャリアアップはもちろん、 日常のお金の管理にも役立つ会計リテラシーが身につきます。 ぜひ一歩踏み出してみてください!

詳しい勉強方法は簿記3級の勉強方法の記事で解説しています。 簿記取得のメリットについては簿記資格のメリット記事もご参照ください。

お金を払わずに簿記3級に合格できる方法、知りたくないですか?

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簿記学習には電卓が必須!試験前にいきなり電卓を使うのではなく、普段の勉強で使いましょう。

そうしないと試験本番で電卓が思うように使えません。

簿記検定でおすすめの電卓は以下で詳しく解説しています。

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