【簿記教員が教える】簿記3級を1ヵ月で合格する方法

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簿記3級

簿記3級を1ヵ月で無料で取得する方法知りたくないですか?

そんな裏技あるの!?

と怪しんでいる方いらっしゃると思います。

しかし、結論からいうと、お金を払わずに1ヵ月で合格することは十分に可能です。

なお、普段は働いている社会人の方や時間のない学生もこの方法で十分に合格水準に到達することができます。

私は年間300人の大学生に簿記を教えている大学教員です。

大学の講義では理論面も含めゆっくりと簿記3級レベルの講義をしています。

そのため、1ヵ月で取得するのは無理だ!と言う人もいます。

しかしながら、簿記3級の問題対策を念頭に、短期集中して勉強することで合格水準に達することは可能です。

この記事では1ヵ月で簿記3級に合格する方法について解説します!

この方法を知らないと損なので、是非、簿記初心者の方に知ってもらいたいです!

記事の執筆者

会計ラボ
会計ラボ

・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。

・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。

1ヵ月で無料で合格を目指すためのタイムスケジュールは次の通りです。

1週目~2週目:無料簿記3級テキストの学習範囲を無料講義動画を使って学習する。1日1コマのペースで。各単元ごとに必ず練習問題を解く。間違えた問題はマークしておく。

3週目前半:間違えた問題を復習する。

3週目後半:決算問題を徹底的に演習する。

4週目:模擬予想問題を解きながら、苦手なポイントを徹底的に復習する。伝票問題、その他の債権・債務、法人税は試験前3日から復習しておく。

お金を払わずに簿記3級に合格できる方法、知りたくないですか?

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その他無料テキストは以下の記事で紹介しています。

独学で取得することが難しいと感じた人は、サポート体制が充実した簿記スクールを検討してみるのもおすすめです。

簿記3級のおすすめ通信講座は以下の記事で詳しく紹介しています。

簿記学習には電卓が必須!試験前にいきなり電卓を使うのではなく、普段の勉強で使いましょう。

そうしないと試験本番で電卓が思うように使えません。

簿記検定でおすすめの電卓は以下で詳しく解説しています。

簿記3級の試験概要

簿記3級の正式名称は日商簿記検定3級です。

全国の商工会議所が主催している簿記検定です。

簿記3級の到達レベルと試験の概要は以下の通りです。

簿記3級の到達レベル

・基本的な商業簿記を修得する

・小規模企業の経理関連書類の適切な処理を行う

簿記3級
試験範囲商業簿記
試験時間60分
問題数3問
試験実施日年3回(6月、11月、2月)
検定料金2,850円
合格条件70点以上(満点100点)
その他電卓持ち込み可

簿記3級の試験時間は60分で問題は大問3つです。

合格点は100点満点のうち70点以上になります。

合格率はおよそ40%ほどです。

簿記については以下の記事で解説しています。

簿記3級の問題構成と各問題の対策

簿記3級は大問3つで構成されており、毎年出題範囲も固定されています。

短期合格を目指すには、この問題構成をしっかり頭に入れた上で勉強することが重要です。

簿記3級の問題構成
  • 第1問 仕訳問題(45点)15問×3点
  • 第2問 補助簿、勘定記入、伝票など(20点)
  • 第3問 決算問題(35点)

試験前の対策

  • 第1問 出やすい・間違えやすいポイントを徹底的に復習しておく
  • 第2問 試験前に伝票問題の問題演習をしておく
  • 第3問 決算整理仕訳を練習し、問題演習を徹底的に行う

第1問 仕訳問題の対策

仕訳とは簿記で最も基本的で重要な単元です。

「仕訳は簿記を制する」と言われるほど、重要な内容です。

簿記3級では仕訳問題が15問(1問3点)で合計45点出題されます。

仕訳問題は簿記3級で大きな割合を占めます。

仕訳問題を対策するには、テキストで勘定科目や仕訳の意味を理解し、問題演習を繰り返す必要があります。

試験前には、簿記3級で出題されやすい・間違えやすい単元を集中的に復習するのがおすすめです。

簿記3級で出題されやすい・間違えやすい単元
  • 現金預金(現金過不足、小切手の振出・受取り)
  • その他の債券・債務(未収入金・未払金、立替金・預り金、仮払金・仮受金)
  • 有形固定資産
  • 資本金
  • 税金

第2問 補助簿の対策

第2問の出題範囲はかなり広く、難問が出題されることがあります。

しっかりと対策をしておかないと、得点を取るのが難しい問題です。

簿記3級の中で最も点数が取りにくい問題です。

また、伝票などが出題されることもあり、出題内容によって点数が大きく左右される問題です。

第2問の対策は、各単元で補助簿の問題演習をしっかりこなすことが重要です。

試験前には伝票問題の復習もしておくと安全です。

第3問 決算問題の対策

決算問題は簿記3級で最も重要な単元です。

決算問題は財務諸表と精算表の2つの問題パターンがあります。

決算問題を解くための対策

①期中仕訳が正確にできるようにする

②決算仕訳の問題演習をする

③決算仕訳を勘定残高に間違えないように加減して、期末の勘定残高を計算する

決算問題は簿記3級の最後に学ぶ単元で、これまで学習した内容の全てが詰まった単元です。

簿記3級に合格するためにはこの決算問題を解けるように問題演習を繰り返す必要があります。

簿記3級に無料で合格するために|CPA会計学院の無料テキストを利用する

この記事では無料で合格するために、CPA会計学院が提供する無料簿記テキストを使用します。

使用する無料テキスト

無料テキストはTACの「簿記3級合格トレーニング」を使います。

テキストは全395ページフルカラーになっています。

テキスト表紙

テキスト目次

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無料動画を活用する

CPA会計学院の無料講座が優れているのは、なんと講義動画が付いている点です。

なんと、無料で講義が受けられます。

講義動画は約50分の講義が12回あります。

なぜ無料でこんなサービスが受けられるかというと、公認会計士試験講座の広告として無料講座が開講されているためです。

簿記3級の取得をきっかけに公認会計士を目指してくれたらというプロモーションの一環です。

しかし、T公認会計士講座の押し売りはしてませんので安心して使ってくださいね。

講義動画は約50分の講義が12回(6回分前半・後半)あります。

講師は山本先生です。

テキストに沿った講義があり、簿記3級講義が無料で受講できます。

いつまで無料キャンペーンが続くかはわからないので、気になった人はすぐに無料請求しちゃいましょう!

1ヵ月で合格するためのスケジュール

簿記3級の一般的な学習期間は3ヵ月になります。

1ヵ月で合格するには、学習内容を取捨選択し、合格の確立を高めるための勉強方法が必要です。

1ヵ月で合格を目指すには、第1問仕訳問題(45点)と第3問決算問題(35点)対策を中心に勉強するのが重要です。

もし、第2問が0点であったとしても、第1問と第3問で90%取れれば72点で合格水準に到達します。

具体的には以下のタイムスケジュールで勉強します。

1週目~2週目:無料簿記3級テキストの学習範囲を無料講義動画を使って学習する。1日1コマのペースで。各単元ごとに必ず練習問題を解く。間違えた問題はマークしておく。

3週目前半:間違えた問題を復習する。

3週目後半:決算問題を徹底的に演習する。

4週目:模擬予想問題を解きながら、苦手なポイントを徹底的に復習する。伝票問題、その他の債権・債務、法人税は試験前3日から復習しておく。

1週目から2週目|テキスト内容のインプットとアウトプット

まずは簿記3級の試験範囲を網羅的に勉強します。

TACの無料動画を1日1つ見て勉強を進めましょう。

Day講義Day講義
1日目第1回講義8日目第8回講義
2日目第2回講義9日目第9回講義
3日目第3回講義10日目第10回講義
4日目第4回講義11日目問題演習・復習
5日目第5回講義12日目問題演習・復習
6日目第6回講義13日目問題演習・復習
7日目第7回講義14日目問題演習・復習

講義は受けたままで終わるのではなく、テキストの練習問題を解いたり、講義に関連する問題集の演習問題を解くのが大切です。

これを疎かにしていると全く簿記が上達しないので、必ず問題演習を行いましょう

3週目|問題を復習し、財務諸表の決算問題を学習する

1週目から2週目で簿記3級の単元を学習し終えたら、最も重要な財務諸表の決算問題を徹底的に学習します。

特に決算仕訳はここで新しく出てくるポイントです。

しかし問題出題パターンは型が決まっているため、演習を繰り返すことで十分に対応可能です。

ただし、分量が多いのとある程度スピードが求められる内容でもあるため1週間ほどは財務諸表の問題演習を徹底的に行いましょう。

4週目|模擬予想問題を解く

試験前1週間を切ったら、本番と同様に60分の時間で模擬予想問題を解きましょう。

TACの無料問題集(合格トレーニング)には総合問題が豊富に収録されています。。

ただ、対策を万全にしたい人は市販の模擬問題を1冊購入するのもおすすめです。

予想問題9回分とネット試験5回分と問題量が多いのが『スッキリうかる』シリーズの予想問題集です。

詳細は以下の記事で解説しています。

簿記3級試験本番の対策

1ヵ月の勉強が終わったら、後は試験本番で実力を発揮するだけです。

以下のものがあるか事前に確認し、忘れ物がないようにしましょう。

  • 筆記用具(HBまたはB黒鉛筆、シャープペンシル、消しゴムのみ)
  • 受験表
  • 電卓(計算機能は四則演算のみ、電池があるかも事前に確認)
  • 時計
  • 身分証明書(運転免許証、パスポート、個人番号カード、学生証、社員証など)

試験本番では①問題を解く順番と②時間配分を意識して問題を解きましょう。

おすすめの問題を解く順番は【第1問→第3問→第2問】です。

時間配分のおすすめは次の通りです。

簿記3級のおすすめ時間配分

第1問(仕訳問題:45点):15分

第2問(補助簿、勘定記入、伝票など:20点):15分

第3問(財務諸表:35点):25分

見直し:5分

万が一、1ヵ月で合格できなかったときの対処法

1ヵ月で万が一合格できない場合もあると思います。

簿記3級は試験によっては難しく、合格率が低いこともあります。

そのため、不合格に気を落とさず、割り切って次の試験の合格を目指しましょう!

ただ、不合格の原因を分析するのは大切です。

一般的に以下の原因で簿記3級で落ちることがあります。

簿記3級に落ちる原因5選
  • 仕訳が正確にできていない
  • 問題演習が十分にできていない
  • 過去問や予想問題を解いていない
  • 試験の時間配分が間違っている
  • 使ったテキストが最新版でない

次の試験では、しっかり対策を練って合格を目指しましょう!

簿記3級を1ヵ月で1発合格する方法|まとめ

1ヵ月あれば独学でも十分に合格することができます。

1ヵ月で合格を目指すには、第1問仕訳問題(45点)と第3問決算問題(35点)対策特化して勉強するのが重要です。

簿記3級の効果的な学習方法は以下の記事で詳しく解説しています。

お金を払わずに簿記3級に合格できる方法、知りたくないですか?

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その他無料テキストは以下の記事で紹介しています。

独学で取得することが難しいと感じた人は、サポート体制が充実した簿記スクールを検討してみるのもおすすめです。

簿記3級のおすすめ通信講座は以下の記事で詳しく紹介しています。

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そうしないと試験本番で電卓が思うように使えません。

簿記検定でおすすめの電卓は以下で詳しく解説しています。

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