簿記3級に落ちた|原因と受からないときの対策とコツ【大学教員が解説】

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簿記3級

簿記3級に落ちてしまった。これってヤバい?

合格するための方法について知りたい!

簿記3級の合格率は大体50%程度といわれています。

受験者の半分は簿記3級の不合格になります。

そのため、簿記3級に落ちたからといってそこまで落ち込む必要はありません。

難易度が高い時もあるので、受からないのは仕方ないこともあります。

しかし簿記3級に落ちた原因を知り、対策をして次回の簿記試験に挑まないとまた落ちてしまうかもしれません。

私は年間300人の大学生に簿記を教えており、簿記3級の相談もたくさん受けています。

この記事ではこれまでの教育経験を基に、簿記3級に落ち原因と対策をお伝えします!

記事の執筆者

会計ラボ
会計ラボ

・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。

・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。

会計を初めて勉強する人は、まずは日商簿記検定3級を学習しましょう!

簿記3級の効果的な学習方法は以下の記事で詳しく解説しています。

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その他無料テキストは以下の記事で紹介しています。

独学で取得することが難しいと感じた人は、サポート体制が充実した簿記スクールを検討してみるのもおすすめです。

簿記3級のおすすめ通信講座は以下の記事で詳しく紹介しています。

簿記学習には電卓が必須!試験前にいきなり電卓を使うのではなく、普段の勉強で使いましょう。

そうしないと試験本番で電卓が思うように使えません。

簿記検定でおすすめの電卓は以下で詳しく解説しています。

簿記3級の難易度|思った以上に難易度は高い

2010年以後の日商簿記3級の合格率の推移は以下の通りです。

2010年以後の全体の合格率は43%でした。

データは日本商工会議所HPから取得して作成。第155回はコロナウィルスの影響で中止となっている。

注意すべきは、最近の合格率の推移です。

ネット試験の導入の影響か、第157回の合格率は67%と異常に高くなっています。

その後の158回と159回は合格率が30%以下の低水準になりました。

そのため、最近の受験者にとっては簿記3級の合格が厳しい状況が続いています。

そのため、簿記3級に落ちたからといってもうダメだと思う必要はありません

次の試験に向けてなぜ落ちてしまったのかを、しっかり分析して挑めば次こそは必ず合格できます。

しかし、分析が十分でないとまた落ちるということにもなりかねないので、しっかり原因を知ることが大切です。

簿記3級に落ちる原因5選

簿記3級に落ちる原因は人それぞれ違いますが、共通点もあります。

以下では簿記3級に落ちる典型的な原因5選についてご紹介します。

簿記3級に落ちる原因5選
  • 仕訳が正確にできていない
  • 問題演習が十分にできていない
  • 過去問や予想問題を解いていない
  • 試験の時間配分が間違っている
  • 使ったテキストが最新版でない

落ちた原因①仕訳が正確にできていない

簿記で最も重要なのは「仕訳」です。

仕訳ができないと、仕訳問題の点数が取れず、また最も配点が大きな決算問題も解けません。

簿記は仕訳から始まり、仕訳で終わると言っても過言ではありません。

簿記3級を受験する人は、試験範囲内の仕訳は全てできるようにマスターして試験に挑みましょう。

簿記3級の中でも特に仕訳が難しいのは「その他の債券・債務」と「税金」です。

忘れやすいので、しっかり事前に復習して試験に挑みましょう。

簿記初心者が挫折しがちなポイントは以下の記事で解説しているので、併せてご覧下さい。

落ちた原因②問題演習が十分でない

簿記3級に落ちた人は問題演習が十分でない可能性が高いです。

問題演習が疎かになっていると、簿記知識が身に付きません。

手を動かすことで、簿記が身に付きます。

なお、簿記3級に必要な勉強時間は、およそ100時間と言われています。

実際に日商簿記検定を取得した学生へのアンケートを行ったところ、1~3ヵ月100~200時間の勉強で合格した人が過半数を占めていることが分かっています。

調査対象128名のうち、日商簿記検定3級に合格した大学生26名へのアンケート調査(2022年4月実施)
調査対象128名のうち、日商簿記検定3級に合格した大学生26名へのアンケート調査(2022年4月実施)

簿記3級に落ちた人は、問題演習を中心に勉強時間を増やす必要があるかもしれません。

落ちた原因③過去問や予想問題を解いていない

いくら問題演習を行ったとしても、本番の試験対策をしていないと落ちてしまいます。

しかし、最近では簿記3級の過去問が配布されておらず、過去問の入手が困難になっています。

予想問題は本番試験と似たような形式で作成されているので、こちらを試験前に何度か解いておきましょう。

予想問題は市販のテキストに収録されています。

おすすめ予想問題集「スッキリうかる 日商簿記3級 本試験予想問題集 2022年度版

資格の予備校TACが監修したイラスト豊富で人気の「スッキリシリーズ」の予想問題集。

毎年、最新版に更新されている。

予想問題集が9回とネット試験プログラムが5回も付いていて、1,100円とリーズナブル。

予想問題集はこれ1冊買っておけば問題なし!

市販のテキストはどうしてもお金が必要になります。

お金を掛けたくないという人には、無料の予想問題がおすすめです。

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問題集は全326ページで、フルカラーです。

問題量も十分あるので、簿記3級の対策がばっちりできます。

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講義動画は約50分の講義が12回(6回分前半・後半)あります。

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落ちた原因④試験の時間配分が間違っている

簿記3級に落ちた人は、試験の時間配分が間違っている可能性もあります。

勉強時間が足りてないと、試験時間中に解答が間に合わないということもあります。

それでも合格する人もいますが、落ちた人は問題を解く時間配分が間違っているかもしれません。

簿記3級のおすすめ時間配分

第1問(仕訳問題:45点):15分

第2問(補助簿、勘定記入、伝票など:20点):15分

第3問(財務諸表:35点):25分

見直し:5分

おすすめの問題を解く順番は【第1問→第3問→第2問】です。

第1問は点数が高く、基本的な仕訳問題になるので最初に解きます。

その次は第3問を解くのがおすすめです。

第3問を最後に解いた場合、時間が足りなくなってくると焦ってケアレスミスをしてしまいます。

第2問は出題範囲も広く、当たりあずれもあるので最後に余った時間で解くのがおすすめです。

落ちた原因⑤使ったテキストが最新版ではない

簿記3級の出題範囲は毎年変更されています。

ここ数年でも大きな変更が数回ありました。

最新版のテキストを使わず、メルカリやブックオフなどで過去のテキストを買って勉強している人は注意です。

最新版のテキストを使用しましょう。

おすすめの簿記3級テキストは以下の記事でもご紹介しています。

市販のテキストは1,000円ほどお金が掛かってしまいます。

テキストにお金を掛けたくないという人は、大手スクールCPA会計学院が無料で配布しているテキストを用いるのがおすすめです。

資料請求ですぐにテキストをダウンロードすることができます。

資料請求をして、無料でテキストを入手する方法は以下の記事で解説しています。

簿記3級に落ちた人が次回で合格するための対策とコツ

ここまで簿記3級の原因について解説をしてきました。

次で合格するために、どの原因に当てはまるのかを把握し、対策をしておくことが大切です。

簿記3級に落ちた原因と対策

①仕訳が正確にできていない→テキストを復習して、仕訳をマスターする
②問題演習が十分にできていない→問題演習を行う
③過去問や予想問題を解いていない→予想問題を入手し、演習を行う
④試験の時間配分が間違っている→適切な時間配分を事前に決めておく
⑤使ったテキストが最新版でない→最新版テキストを入手する

受からないときの対策とコツ①テキストを復習し、仕訳をマスターする

仕訳が正確にできていない人は、テキストの復習を行いましょう。

重点的に対策しておくべきトピックは以下の通りです。

簿記3級の仕訳で対策すべきトピック

①その他の債券・債務

②減価償却

③貸倒引当金

④収益と費用

⑤税金

これらは簿記3級の中でも難しいトピックになるので、しっかり復習して仕訳をマスターしておきましょう。

受からないときの対策とコツ②問題演習を行う

簿記は一部の天才を除き、演習なくして身に付けることは難しいです。

しっかりと問題演習を繰り返し行いましょう。

隙間時間を有効活用するにはアプリを使うのも非常にオススメになります。

おすすめアプリは以下の記事で解説していますので、ご覧下さい。

受からないときの対策とコツ③過去問・予想問題を解く

過去問と予想問題の解答は、本番の試験対策において非常に重要です。

試験直前期は、しっかりと本番通りに時間を測って(60分)、模擬演習をおこないましょう。

TACが出版している「スッキリうかる 日商簿記3級 本試験予想問題集 2022年度版」は予想問題が9つも収録されています。

受からないときの対策とコツ④試験の時間配分を決めておく

簿記3級のおすすめ時間配分と解く順番

第1問(仕訳問題:45点):15分

第2問(補助簿、勘定記入、伝票など:20点):15分

第3問(財務諸表:35点):25分

見直し:5分

問題を解く順番:【第1問→第3問→第2問

簿記3級では第1問と第3問の点数をしっかりとることが大切です。

第3問は時間がなくなると焦ってケアレスミスが増えるので、第1問→第3問→第2問の順番で解くのがおすすめです。

人によって適切な時間配分も変わるので、しっかりと模擬試験演習をして自分に適切な時間配分を確認してから、試験に臨みましょう。

受からないときの対策とコツ⑤最新版のテキストを使う

何度か落ちてしまってテキストが古くなってきた人もいるかもしれません。

簿記は毎年試験範囲が更新されるので、それに準拠した最新版のテキストを使用するのが大切です。

おすすめの簿記3級テキストは以下の記事でもご紹介しています。

テキストにお金を掛けたくないという人は、CPA会計学院が無料で配布しているテキストを利用しましょう。

問題集も付いているので、これだけで試験対策はばっちりです。

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簿記3級の合格最低点を知り、対策をする

簿記3級の合格最低点は70点になります。

70点以上を取るために、簿記3級の問題をどのように解けば良いのかしっかり事前に対策しておきましょう。

簿記3級の問題構成と配点

第1問(仕訳問題:45点)

第2問(補助簿、勘定記入、伝票など:20点)

第3問(財務諸表:35点)

簿記3級の配点は第1問(45点)と第3問(35点)が大きく、合計80点になっています。

そのため、第1問と第3問がほぼ正解できれば簿記3級に合格します。

第1問は仕訳問題で、第3問は決算問題になります。

仕訳と決算問題を重点的に学習しておくのが簿記3級に合格する近道です。

落ちてしまったときは問題演習を徹底して行い、理解不足な点がないかもう一度確認しておきましょう。

なお、第2問は範囲が広く、難しいことが多いです。

しかし、第2問の対策もしっかり行っておくことで合格率を高めることができます。

簿記3級に落ちた原因と受からないときの対策まとめ

簿記3級は合格率は40~50%と半分以上の人が落ちてしまいます。

しっかりと試験対策をすることが重要な試験になります。

試験に合格するには、特に問題演習と模擬演習が重要です。

簿記3級に落ちた原因と対策をまとめると次の通りです。

簿記3級に落ちた原因と対策

①仕訳が正確にできていない→テキストを復習して、仕訳をマスターする
②問題演習が十分にできていない→問題演習を行う
③過去問や予想問題を解いていない→予想問題を入手し、演習を行う
④試験の時間配分が間違っている→適切な時間配分を事前に決めておく
⑤使ったテキストが最新版でない→最新版テキストを入手する

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