就職活動や転職活動で簿記資格をアピールしたい!
簿記は何級から履歴書に記載できるの?
就職活動や転職活動の際に企業へスキルをアピールできる知名度の高い資格の1つに簿記資格があります。
私も大学教員という手前、日々学生から就職活動の相談を受けます。
過去に簿記資格取得をアピールしたことで、その後の選考を通過し内定を得た学生を数多く見てきました。
一方で、「簿記の資格を持っているが、何級から履歴書に書けるのか分からない」という悩みをもつ学生が多いのも事実です。
履歴書に記載された資格は企業の人事担当者にとっても注目する項目です。
せっかく簿記資格を取ったにもかかわらず、履歴書に書かなかったばかりに自分のスキルを企業側にアピールできない。
これは非常にもったいないことですよね。
この記事を読めば次の悩みが解決できますので、ぜひ参考にしてください。
・簿記資格は何級から履歴書に書けるのか?
・履歴書に資格を書く時のポイントは?
記事の執筆者
・年間300人以上の大学生に簿記を教える大学教員。
・日本人の会計リテラシーを高めるを理念に、会計ラボを運営中。
簿記3級の効果的な学習方法は以下の記事で詳しく解説しています。
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簿記3級から履歴書に書いてOK
先に結論から申し上げると、簿記資格は3級から履歴書に書いて大丈夫です。
ただし、注意点として「簿記資格は試験を主催する団体によって名称が複数あること」があります。
本記事では一般的な簿記資格である「日商簿記検定」を前提として話を進めます。
「日商簿記」は日本商工会議所が実施する簿記資格です。
「簿記の普及向上を通じて企業経営の健全化と経済社会の発展に寄与すること」を目的として1954年から実施されている試験で、2022年11月試験で162回目を迎えた歴史ある試験です。
資格の知名度も高く、企業側が求める資格としても上位にランクインしています。
日商簿記検定の偏差値について詳しく知りたい人は以下の記事をご覧下さい。
簿記資格といえば「日商簿記」をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
ちなみに「日商簿記」以外の簿記資格として全国経理教育協会が実施する「全経簿記」、全国商業高校学校協会が実施する「全商簿記」があります。
簿記や簿記資格については以下の記事で詳しく解説しています。
全経簿記は会計や経理の専門学校の学生向けの試験、全商簿記は商業高校に通う学生向けの試験です。
日商簿記と比べると難易度が下がります。そのため、全経簿記・全商簿記資格を履歴書に書く場合は、2級からとした方が良いでしょう。
日商簿記は3級、全経簿記・全商簿記は2級から履歴書に書けると覚えておいてください。
簿記2級をもっているとさらに有利
日商簿記3級だけでも履歴書に書くことができます。
さらに余裕のある方には日商簿記2級にステップアップをおすすめします。
なぜなら、日商簿記2級資格は3級に比べて難易度が高く、資格取得することによりスキルの価値が高まるからです。
日商簿記3級では商業簿記の内容のみを学びますが、2級では工業簿記の内容も加わります。
試験合格率は3級が約50%であるのに対し、2級は約20%と難易度が上がります。
また企業経営に関する項目を広く学ぶことができますので、資格を取得すれば経理・会計・営業といった幅広い分野で知識を活かせます。
まさに「ビジネスに携わる社会人の基礎力」ともいえる資格です。
企業の資格認知度も高いので、資格をアピールできれば就職や転職時に有利になるでしょう。
実際に学生の就職活動を見ていると、簿記2級があるとかなり有利になるように感じています。
それでは最初から2級を受験すれば良いのでは?と考える方もいるかもしれません。
ただし試験合格に必要な学習時間は3級で約50時間なのに対して、2級では約200時間と言われています。
2級合格までにはある程度の時間が必要ですから、最初から2級を受験するよりも3級の資格取得を目指した方が良いでしょう。
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簿記3級は履歴書に書いても恥ずかしくない資格
「簿記2級と比べれば簿記3級は難関な資格ではないのだから、履歴書に書かない方がよいのでは?」
そんな不安を抱く方もいらっしゃるかもしれません。
それでも簿記3級保有者は迷わず履歴書に書いた方が良いです。
簿記3級では仕訳や帳簿記入といった商業簿記や会計学の基礎的な知識を学習します。
簿記3級を学ぶことで、貸借対照表や損益計算書といった財務諸表を読みこなせる力がつきます。
また経理関連書類の処理もできるようになるでしょう。経理・会計分野の仕事をされる方はもちろん、営業職に携わる方にも役立ちます。
簿記3級は会計の基本スキルを身につけていると言えますし、十分履歴書に書く価値のある資格です。
自信を持って履歴書に書いて大丈夫です。
簿記検定を履歴書に書く時の注意点
簿記資格を履歴書に書いた方が良いことは分かったけれど、どうやって書けばいいの?
そんなみなさんの疑問を解決します。
資格名は省略しない
簿記資格を履歴書に書く際の注意点の1つめは「資格名を省略しすぎないこと」です。
最も悪い記入例は、「簿記〇級」のように記載してしまうこと。
先に述べたように簿記資格にはいくつかの種類があり、省略しすぎると一体どの団体の資格なのかが相手には分かりません。
資格名は正確に記載するようにしましょう。
例えば日商簿記3級の場合、正式な名称は「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験3級」となります。
ただし、この名称は長すぎるので、一般的には「日本商工会議所簿記検定3級」のように書きます。
全商簿記であれば「全国商業高等学校協会主催簿記実務検定試験2級」、全経簿記であれば「社団法人全国経理教育協会主催簿記能力検定試験2級」のように書きましょう。
資格取得日は合格証書の日付を書く
2つめのポイントは、「資格取得日は合格証書に記載されている日付を書くこと」です。
履歴書には資格とともに資格取得日の記入欄があります。
例えば、合格証明書の日付が「令和5年1月15日」と記載されていれば、その日付を履歴書にも記入します。
試験を受けた日や合格証明書が手元に届いた日など異なる日を書かないように注意してください。
なお、合格証書が手元にないという方も安心してください。
日商簿記の場合は合格証書を紛失しても以下の方法で申請すれば「合格証明書」を発行してもらえます。必要に応じて申請しましょう。
〇合格証明書申請時に必要な事項
・検定名、級
・受験年、受験地
・氏名(受験当時のもの)
・生年月日
〇合格証明書発行時に必要な書類
・本人確認書類(運転免許証など)
※結婚等で氏名変更の場合は戸籍抄本も必要
・発行手数料
※管轄の商工会議所により異なるので、事前に確認しましょう
まとめ|簿記資格は3級から履歴書に書こう!
今回は簿記資格が履歴書に何級から書けるのか、そして履歴書に資格を記入する際にどう書けば良いかについて解説しました。
・日商簿記であれば3級から履歴書に書ける(全商簿記、全経簿記であれば2級から)。
・履歴書に資格を記入する場合、資格名を省略しない。
簿記の資格は資格の知名度が高く、ビジネスパーソンとしてのスキルを証明できる資格の1つです。
就職、転職活動に臨む際には企業に対してあなたの能力をアピールできるよう、履歴書に資格名を正確に記入するようにしましょう。
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